Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第89回本部幹部会 大仏法・勇敢に実践

1967.6.30 「池田大作全集」第3巻

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3  また次に、学会では、会員のあいだの金銭貸借を厳重に禁じています。したがって、幹部だからといって会員からお金を借りてはいけません。また、貸してもいけません。もしも、お金を貸さなければ謗法であるかのようにいったり、お金を貸せば幹部に認められるような錯覚を起こさせる雰囲気をつくる人がいたならば、その人の心は鬼です。まじめな、純真な人の信心を濁らせるようなことは、謗法であり言語道断であります。貸すほうも、いけないと知りながら、利益につられて、誰にも相談せず貸してしまう。そして、あとになって騒ぐ場合があります。いずれにしても、金銭貸借は、しないほうがいい。親類や友人とか、または銀行から借りる場合はあるでしょう。社会の通例となっていることは自由です。だが、もしも学会の組織を利用し、幹部の地位を利用して、まじめな、純粋な人たちに疑問をもたせるようなことをしたならば、信心の冒です。そういうことが、絶対にあってはなりません。
 また、幹部であっても、一会員であっても、お互いに日蓮大聖人のもとに平等であり、同じく弟子であります。経に「是の経典(御本尊)を受持する者を見ては当に起って強く迎えて当に仏を敬うが如くすべし」と説かれております。したがって、幹部は、会員を尊敬して、言葉づかいも、ていねいにすべきです。威張る権限など、誰にもありません。先輩、後輩という立ち場で、やさしい、礼儀正しい、あくまでも尊敬を根本においた指導であり、お互いに信頼しあって、親切に励ましい、助け合っていっていただきたいのです。そうでなければ、真実の信心の異心同体ではありません。詮ずるところ、平和と繁栄のために理想的な和合僧、団結の世界を築き上げ、永久に発展しきっていける、わが創価学会を、ともどもにつくっていこうではありませんか。(拍手)
 暑い七月も大変でしょうが、思う存分戦い、七月三十日の幹部会には、元気でまた集まりましょう。ご苦労さまでした。

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