Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第86回臨時本部幹部会 自信もち更に前進

1967.4.16 「池田大作全集」第3巻

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4  また、日本も転換期にきております。保守党の二十年にわたる都政も、このへんで新しい転換が必要であると考えられます。保守党も、いままでの勝ち戦におごりたかぶっていた態度を少しは反省するでしょう。また、革新党のほうも、まだ十分力があるわけでもない。今度は多数の人から、その行政を監視されるわけです。ともあれ、保守、革新の真ん中を進んでいく私どもの存在、意義、また、日本におけるウエートが、今回の都知事選によって、数段も高まったことは間違いありません。そして、時代は大きく、私どもの存在を要求せざるをえなくなってきたことだけは、断言しておきたいのであります。(拍手)
 今回の地方統一選挙で、学会員には違反が皆無に等しかったことは、非常に誇りあることです。勝ったところも、負けたところも同じく、特に負けたところに対しては、大いに激励していただきたい。誰の責任でもありません。これは党の責任ですから、皆さん方は、少しでも責任に苦しんでおってはいけない。その必要はありません。三十日の幹部会には、また元気でお会いしましょう。少しぐらい落選したからといって、落胆してはいけません。皆が元気で集まればいいのです。
5  私は、皆さん方一人一人が福運をもち、喜々として磐石なる生活の確立をしていってくださればいいのです。あとは、広宣流布は、時が決していきます。そのぐらいのおおらかな気持ちで、進んでいっていただきたいのであります。ひとつには、戦いは、時の運です。いま勝ったからといっても、永久に勝つとはかぎらない。また、負けたからといって、永久に負けるものではない。必ず、そういう勝ったり負けたりの戦いがあって、初めて本当の大基盤ができあがるのだし、大政治家ができあがるのです。そしてまた、真実の人間革命を成就し、人間が完成されることも道理であります。
 長い長い、子孫末代までのことを考え、元気に、逞しく、また私と共に前進してください。(拍手)

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