Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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在京幹部会 信心強固に進もう

1966.12.7 「池田大作全集」第3巻

前後
3  かつて、創価学会に対して、暴力団をもっておどそうとしたある保守党の有名な代議士がいました。しかし不思議なことに、その人物は、現在では最も不遇な立ち場で、寂しく暮らさざるをえない状態になってしまいました。また、ある財界人は、創価学会はやれ右に行くであろうとか、左に行くであろうとか嘲笑しておりました。その人も今日では「創価学会が成長する以外に、もはや日本の安泰はない、過去のことは申しわけなかった」と心からわびております。また、やはり保守党の大実力者で、創価学会がファッショになるのではないかと批判しておった人ですが、今日では「えらい勘違いをしていた。皆さん方のいうことを聞かないと、保守党は自滅を待つばかりである」といって頭をさげざるをえない立ち場に変わっています。
 これまで創価学会を迫害しようとした人々は、全部といってよいくらい牢にはいっております。信心の強さ――これほど偉大なものはありません。選挙の戦いも一つの大難といえるでしょうし、その他、広宣流布の前途に立ちはだかる壁も大難といえるでしょう。しかし「法華経の信心強盛なれば大難も・かねて消え候か」です。全部消すことができ、変毒為薬することができます。この強い確信だけは、皆さん方はもたなくてはいけません。
4  私は来年の五月三日で、会長就任満七年を迎えることになります。今日まで順調に広布への戦いを推進してこられたのも、ひとえに皆さん方のおかげであります。創価学会が立ち上がって戦後二十年、想像を絶する幾多の難がありました。しかし私どもは、それらをすべて悠々と乗りきってきました。そのときに退転した人は、みんないまになって悔いています。一度は地獄の苦しみに落ちて、心から悔い、再び信心に立ち上がってきております。今日では大難といえるほどの大難はありませんが、戦いはまだこれからです。強盛な信心、強盛な祈り、この日蓮大聖人の短い御金言の一節をば、胸の中に刻み込んで前進していっていただきたいのであります。
 創価学会を誹謗し、笑し、批判した人々は全部仏罰をこうむっております。みんな頂点から落ち、境遇が悪くなり、苦しんでいます。これは厳然たる事実です。これからもそういう人たちが出るかもしれませんが、悠々と見おろしていきなさい。日蓮大聖人は閻浮提第一の仏さまではありませんか。日蓮大聖人以外に、永遠に人々を救いきる哲学を残された人はおりません。どんな有名人であろうが、学者であろうが、日蓮大聖人からみれば、すべて子供みたいなものです。その幼稚な批判の言葉に、日蓮大聖人の真実の正統学派であり、生命哲学の奥底までを勉強して、信行学を実践している私どもが、紛動されたりこわがっていたらどうしますか。そんな人は日蓮大聖人の弟子ではありません。いかなることがあろうとも卑怯者になってはいけません。
 王仏冥合の総仕上げの最も大事な法戦に臨んで、幹部の皆さん方は「私は悔いのない戦いをやった。それは御本尊に誓って間違いない」といえる戦いをしてまいろうではありませんか。(拍手)

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