Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第78回本部幹部会 日本の黎明の鐘を打ち鳴らそう

1966.10.23 「池田大作全集」第3巻

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3  なお、二月十一日は、かつて神道をもとに軍国主義を強める機縁となった日であり、したがって、牧口常三郎初代会長が殺される因となった日であり、また、戸田前会長も大迫害をうけた最大の機縁となった日です。われわれは恩師が殺される因をつくった二月十一日に対しては、断固反対いたします。(拍手)一昨日、建国記念日審議会の会長が、祝祭日等に関する意見を求めに本部をたずねてまいったので、以上の趣旨を主張しておきました。
 最後に、現在の世相は、まさに大聖人の立正安国論の予言どおりであり、三災七難の実相が目前に浮かびあがってきております。それだけ私どもの使命は重大であるといわざるを得ない。先日、ある有名な学者が外国から帰ってきて「国民の生活感情に根ざしたものでなければ、真実の平和はない」という意味を述べておりました。確かに一つの問題の確信をつかんでいます。では、国民の生活感情とは何か。この国民の生活感情の基調をなすものこそ宗教なのであります。
 したがって、生活感情即宗教であり、末法における正法とは日蓮大聖人の仏法なのであります。その正法を流布していくことが、すなわち「立正」であります。その「立正」の宗教を国民感情として基調にもってこそ、初めて「安国」という平和世界が実現するのであります。したがって、その学者がいわんとする具体的な実践は、結局「立正安国」ということになります。では、なぜその学者は「国民の生活感情」を問題にしたか。心ある人は、結局「立正安国」以外にないということを心の奥底では感じとっているのです。それ以外に日本の民主主義も、平和も、自由も実現しえないという卓見の言葉なるゆえに、ここに取り上げて述べたわけです。すなわち、その学者がいっていることは、私どもが事実のうえで実践している「立正安国」の正しさを、明確に証明しておると、私はいいたいのであります。(拍手)
 どうか、体を大事にして、決して事故など起こさないように、伸びのびと活動し、夜は早く帰って、一家だんらんの時間をつくってください。また、寝不足したり、会社を休んだりすることのないよう、そして確信と勇気と希望をもって、人間革命しつつ、家庭革命、社会革命への歩みをしっかり進めていこうではありませんか。(拍手)十一月の幹部会のときに、全員明るい、楽しい姿で、またお目にかかりましょう。

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