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日蓮大聖人・池田大作

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夏季講習会、全国女子部部隊長会 明朗で気品ある近代女性たれ

1966.8.9 「池田大作全集」第3巻

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11  八、次に申し上げたいことは、主体性をもつ女性であっていただきたい。すなわち肉団の御本尊を涌現することが最高の主体性です。
 女性は、特にお父さんがいない人は、逆境に負けずにがんばって育ってきてはいるけれども、男の人に粉動されてしまったり、いつも誰かに寄りかかって生きていったりする人がおります。それではいけません。やはり信心です。そして自分自身の肉団の妙法を涌現して、聡明に、強く自分を確立しなければいけません。そうでないと最後の幸せは消えてしまう。いつもいつも縁に粉動されてフラフラしていく人生は不幸です。堂々と誇りある世界一の信仰者らしく、近代女性らしく、学会の女子部らしく進んでいっていただきたいと思うのであります。(拍手)
 これはよくあることですが、恋愛してすぐに退転する人がいます。それではあまりにも目的観が低すぎます。恋愛して、または夫婦になって、それを次の信心、次の人生へ飛躍していく力としなくては無意味です。信心をもっていない人と一生懸命付き合って、信心のことなどいうときらわれるといけないと思って、隠して退転して、一緒になってから、不幸になってしまう人がいます。これほどみじめなことはない。相手に信心をさせることです。または、できることなら信心をしている人と結婚するほうが幸せです。だからといって強制はしません。お父さん、お母さんの立場もあるでしょうが、やっぱり皆さん方が主体性をもって、信心をさせ、信心を推進させるための恋愛であり、結婚であり、夫婦であっていただきたいと、私は思うのです。(拍手)
 なお、皆さん方は、将来、婦人部にはいるでしょう。そのときはお子さんもできるでしょう。そのお子さんは福子です。どんな大博士たりとも、科学者たりとも、自分自身の子供がどういう宿命で生まれてくるかはわからないのです。しかし信心をもった人の子供は、仏法に照らし、福子であることは間違いありません。そのお子さん方を、学会につけ、学会の跡継ぎにしていってください。私的なことをいうとはたいへん失礼でありますけれど、私も、三人の子供のうち長男は中等部へ入れております。次男も入れております。三男も少年部へ入れ、全部、先輩の方方から、他の学会員となんら変わりなく訓練もされ、信心の指導もうけております。本人も喜々として参加しています。こうならなければいけない。
 それが、自分の子供だけは特別にしていこう。自分の子供だけは、学会の高等部や中等部もいいけれども、もっと伸びのびとさせるために別にしていこうということ自体、鬼子母神の働きであるし、いいようであっても最後は不幸になるのです。この点も、将来のために、胸に刻んでいっていただきたいのです。
 九、最後に、どうか体を大事にしてください。若いのですから、色心共に、肉体的にも精神的にも、生き生きと前進していっていただきたいと思います。色心連持、これが真実の信心の姿であります。
 体をこわしてはいけない。広宣流布を達成していくうえで最後に問題になるのは体力です。やはり、体力がなければ戦えないし幸福にもなれない。
 女子部は、特に会合等の終了時間を厳守して、リズム正しい生活をしていただきたいと思います。そして全員がなんの悔いもない、最も有意義な青春時代を送っていただきたいことを心からお祈りいたしまして、私の話といたします。(拍手)

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