Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

全国高等部員会 諸君こそ学会の跡継ぎ

1966.1.3 「池田大作全集」第3巻

前後
3  次に申し上げたいことは、第一に、成績のよい人も成績の悪い人も、決して差別をつけず、互いに尊敬しあっていっていただきたいことです。高等部員は全員、若き地涌の菩薩であり、どういう人がどういうところで立派な活躍をしていくかわかりません。学校の成績だけで人を判断することはできないのです。第二に、大学へ行けない人もあるでしょうが、大学へ行けないからといって卑屈になってはいけません。また大学へ行ける人はそのことでおごってはいけません。高等部員は温かい同志愛をもって、しっかり団結していっていただきたいのです。第三に、家庭的に苦しい人もあろうし、いろいろな苦境にある人もいるでしょうが、そういう人たちに対しては、みんなで守り合っていこうではありませんか。(拍手)
 もしも御本尊を持ち、広宣流布のために進んでいる皆さん方、そして創価学会を批判する人がいれば、その人はどれほどの仏罰をうけるかわかりません。皆さん方は、御本尊の偉大な力を確信して、どんな障魔があろうとも、くじけることなく、信心根本に悠々と進んでいっていただきたい。大聖人は御書に「生て御坐ば御覧有るべし、又如何に唱うとも日蓮に怨をなせし人人は先ず必ず無間地獄に堕ちて無量劫の後に日蓮の弟子と成つて成仏す可し」と仰せになっております。「命生て御坐ば御覧有るべし」――一往は、御本尊を誹謗し、和合僧であるわれわれを誹謗した者は、どれほどの仏罰をうけるか、長生きしてその実相を見なさいとの仰せなのです。われわれは肉眼ではっきりとその仏罰の現象を見るようになるというのです。また「如何に唱うとも」――いかに御本尊を持ち、学会員であったとしても「日に怨をなせし人人は先ず必ず地獄に堕ちて」――大聖人を批判し、御本尊を疑い、創価学会を批判し、学会員でありながら学会に迷惑をかけたり、悪いことをして、和合僧の団結を破壊するようなことをする人々は、まず、必ず地獄へ堕ち、そして「無量劫の後に日の弟子と成って成仏す可し」。それほど仏法は厳しい。
 したがって、信心は自己に厳しくしていくべきです。どんなにお父さんお母さんにあまえても、御本尊にあまえても、私にあまえてもいい。しかし、銭ずるとこと自分自身の信心だけは厳しくしなくてはいけません。間違いのない信心、純粋な信心、御本尊に照らして一つの悔いもない信心、自分が成長して学会をきちんと守りきっていける信心、学会の代表として恥ずかしくない信心でなくてはいけません。そうなったときに初めて大福運が積まれ、仏になっていけるというのです。
 反対に、せっかく学会員となり高等部員として御本尊を拝んでいるとしても、堕落し、大勢の純真な人をいじめ、信心をやめさせていこうという働きになった場合には、もはや地獄の境涯、地獄の生活になってしまうという厳しい戒めであります。
 要は、きょう集まった諸君は、信行を全うして一生成仏を成就できる資格のある人たちであり、ある人はヒノキ舞台で、ある人は陰徳を積む影の立ち場で、それぞれ最高に幸せな境涯で縦横無尽に活躍できることも間違いありません。輝く未来は約束されているのですから、仲良く、しっかりと学会につききって“私どもがいまからしっかり勉強し、福運を積んで、創価学会の跡を継ぎ、広宣流布の総仕上げは立派にやりますから安心してください”といえる高等部員になってください。(拍手)
 最後に申し上げたいことは、皆さん方が何か悩んでいること、苦しんでいることがあったならば、遠慮せずに先輩の幹部に相談をしていただきたいということです。悩みを解決していく根本は御本尊であり、真剣に祈ればどんな願いも叶わないわけはありません。しかし、おのおのの信心の強弱、罪障の軽重等によって、功徳の結果がすぐに出る場合、出ない場合が当然あります。したがって一人で悩んでいるのでなく、どんなことでも、お父さんお母さん、また部隊長、理事に相談していくことを実践していただきたいと思います。

1
3