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日蓮大聖人・池田大作

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12月度女子部幹部会 本門の幸福めざそう

1965.12.24 「池田大作全集」第3巻

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2  話は変わりますが、この一年間、あまり話し合う機会がありませんでしたので、今後は女子部の最高幹部と毎月勉強会を開いて、いろいろな指導を織り込んでいきたいと思っております。私は、理事会も副理事長会も青年部のほうも、全部合議制で、民主的に、全学会員のまじめな意思を反映して運営していっていただきたいと、常にいってきております。しかし、いったん師弟という問題になった場合には、師匠と弟子の関係です。私は戸田前会長のそばに仕えて、多少は、王仏冥合の指針は知っております。知っていて行なわなければ師として無責任で謗法になりますので、その意味で、同志であり、後輩である皆さん方をいろいろ指導することがあります。だが棟梁や、独裁者みたいな心は私にはありません。ただ全体の人を大きく伸ばしてあげたいという願いで、最高責任者としての責任はとっております。学会の中核として私がいなければ組織は動かないので、その立ち場は、責任上、自分が行なっております。皆さん方が最高に幸せになっていただきたいことが私の唯一の念願であり、この精神だけは、皆さん方はよくわかってください。
 末法万年のため、令法久住のため、広宣流布のために、私は後輩を育て、また高等部から、中等部から、少年部から、どんどん人材を育て、日本全国に、世界に布石をしておきたいのです。皆さん方が、少しでも戦いやすいようにするための布石もしなければなりません。でありますからあらゆる会合は、私が出なくても、女子部長や企画室を中心に、また青年部長を中心に、自分たちで全部できるのだ、後輩に教えていくのだと、こうならなければいけません。
 私は青年部員を全部名将に、大指導者に、また、立派な力ある信心の勇将、英雄にしたいのです。一人の英雄などというのでなく、全部の人たちがそうなってもらいたい。そのためにも、本当の大聖人の御書の精神、創価学会の精神を探究して探究して探究しぬいていただきたい。そしてわからないことは、先輩にぶつかっていき、本当の創価学会の本質を知り抜いて、後輩を指導し、また不幸な人々を救う折伏戦に進んでいただきたいと思います。
 私は貧乏な逆境のなかで育ってきましたが、いまは幸せの絶頂です。なにがなくても御本尊さえあれば、絶対幸せになれるのです。皆さん方も、十年、二十年とまともに信心すれば、証拠がでないわけはありません。信心をしぬくのは一面は大変なことでありますが、悠々と、世界一の幸せ者になれるのであり、私は皆さん方をそうしてあげたいのです。そのためには正しく御本尊を持ち通すことであり、その方法は私が申し上げますから、すなおに実践していただきたいのです。
 最後に注意ですが、夜の会合は遅くなってはいけません。九時半が限度であります。家族に心配をかけては、私は最高責任者として申しわけありません。どんなことがあっても早く帰ってください。また、事故を起こしてはいけません。来年一年は、学会としても、絶対に事故のない一年にしていきたいと思っております。無理をせず、あせらず、着実に前進してください。そして職場にあっては朗らかに、青春を欧歌していってください。常識豊かな行動の人が水の信心です。非常識な人は結局火の信心で、必ず学会に迷惑をかけ、本人も長続きしないものです。
 誰からもいいお嬢さんだといわれるようになってください。後輩に対しても、ある場合には映画の話からしていってもいいのですし、ゆとりのある皆さん方でなくてはいけません。幹部になったからといって、むやみにタクシーなどに乗って余計なお金を使い、学会活動のために生活費がなくなったなどということをしてはいけません。
 来年は不景気ですから、貯金をしなくてはいけません。家計簿もきちんとつけていきましょう。それが信心即生活なのです。
 どうか、よい正月をお迎えになっていただきたいことをお願いして、私の激励とさせていただきます。

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