Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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日本医学者大会 人類の医学の光源たれ(メッセージ)

1986.10.1 「広布と人生を語る」第10巻

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4  そうした永遠の生死に立脚した仏法の生死観と、菩薩道として示された人間本来の生き方にこそ、今日の倫理的課題に挑戦しゆく宗教的・哲学的基盤があることも確信しております。
 「四面とは生老病死なり四相を以て我等が一身の塔を荘厳するなり」と日蓮大聖人は仰せです。四苦という人間の根源的な苦悩と真正面から対決しっつ、自身の生命を最高に輝かせていく、その激闘のなかにこそ人間性の真実の勝利があるといえましょう。
 ”慈悲の医学”を掲げた世界のドクター部の皆さまが、この大聖人の仏法を自ら行じつつ、そのうえ、それぞれの専門分野の知見を交流させ、現代医学が直面する生命の諸問題に取り組まれていることは、人類と地球の未来にとって重大な意義があると信じております。
 この会議から、世界中の人々が希求する人類の医学の方向性を指し示すような知見が発表され、未来の医学をリードしうる光源となりうることを、心から期待しております。

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