Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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日本、イギリス、アルゼンチンの合同研修… 御本尊受持こそ最高の人生

1986.3.10 「広布と人生を語る」第8巻

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4  御書には「一切法とは一切皆是れ仏法なり」、また「一切世間の治生産業は皆実相と相い違背いはいせず」と仰せである。これは、まことに重要な法義を述べられた御文と思う。
 「一切法」とは、すべての哲学、思想、また世間の法であり、それらは、仏法の全体にはかならないとの意義である。日蓮大聖人の仏法は、仏法のための仏法ではない。自身の行動をはじめ、社会、人生、生活のいっさいにつらなり、さらには全世界、全宇宙まで、すべてをつつみこんだ普遍の法なのである。つまり”妙法即一切法”であり”一切法即妙法”なのである。
 仕事での態度も、生活の姿も、礼儀と常識ある行動も、人間関係のあり方も、またその国の良き慣習、伝統、法律も、すべてが妙法に通じ、仏法の全体なのである。ここに仏法者であるわれわれが世間を重んじ、生活を大切にし、社会へと貢献していかなければならないゆえんがある。このことを、ここで確認しあっておきたいし、よくよく銘記していきたい。
 最後に、今回の来日が、楽しい思い出を刻みゆく有意義なものとなるよう心から念願し、本日のあいさつとしたい。

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