Nichiren・Ikeda
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ハワイ友好平和の集い
生命の宮殿に金の思い出を
1985.7.1 「広布と人生を語る」第7巻
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4 また、信心していない人の人生でも名声や人気、金銭等にめぐまれ、一見、幸福そうに見える人も多くいる。しかし、妙法という根本に根ざしていない「本無」の人生は、まさに根無し草のようなものといってよい。それは三世の生命から達観するならば、はかなく瞬間的に消えていく沫のごとき幸福だからである。そこには、妙法を知る人のような真実の深き幸福感はない。
ゆえに、若き地涌の友である皆さん方は、どれほど現在の自分の立場、自分の人生がすばらしいものであるかを知っていただきたいのである。
その自覚ある人は、それなりの深き信心と人生の醍醐味を味わっていけるものである。またかりに、自分自身にはそうした自覚はなくとも、信心強盛であれば、その「本有」の立場は消えることはない。
御本尊は、尊い仏子たちの活躍を絶対に忘れられることはない。諸天善神もかならず守ってくれる。因果の理法のうえからも、福徳が永遠に、生命の宮殿に築かれていくことを確信されたい。ここに、御本尊を根本とした、妙法広宣のための活動の意義があるのである。
大切な皆さん方、地涌の若人が、わが胸中の宮殿に、楽しく有意義な金の思い出を、そしてすばらしき福徳輝く人生の思い出をきざみ、飾っていただきたい。それが私の希望であり、念願である。