Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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青年医学者・学術者の合同会議 仏法は人の振る舞いのをかに

1985.8.24 「広布と人生を語る」第7巻

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4  涅槃経には「悪象の為に殺されては三趣に至らず悪友の為に殺されては必ず三趣に至る」との経文がある。
 それは、現実の社会で生きている以上、さまざまな苦難もある。しかし、悪象に象徴される不慮の出来事等で死亡したとしても、三悪道には堕ちない。だが、悪知識に紛動され、退転してしまえば、かならず三悪道に堕ちるのである。
 御書を拝しても、大聖人が強く仰せのことは、悪縁に紛動されて信心を捨ててはならないということである。大事なことは、どのような苦難のなかにあっても、仏界へと向かいゆく生命の「我」を固め、確立していくことである。
 学会は大聖人の御遺命である広宣流布に邁進してきた仏意仏勅の団体である。ゆえに、これまでもかずかずの大難を乗り越えて発展してきたし、これからも、種々の難はあっても、かならずや時とともに発展し、妙法広布が進んでいくことはまちがいない。
 ともあれ、魔というものは、残酷でありながら、強い魅力をもって、思わぬところに、その働きを現すものである。学会の知性でもあり、力あるリーダーでもある皆さんは、それらの魔の働きを鋭く見破りながら、一年ごとに成長をしていただきたい。そして、広宣流布の重要な存在として大成していただきたいのである。

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