Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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イタリア、東京、関東の合同研修会 人類は深遠を大法を希求

1985.8.1 「広布と人生を語る」第7巻

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7  また、仏法を修行する者にとって戒めなければならないのは謗法であり、おそろしいのは「増上慢」、驕慢の心である。増上慢、驕慢の心で自らの内なる生命を無残に燃やしつくしてしまうことは、仏法の修行者としてもっとも危険なことである。
 それは、自分自身のエゴから出るものである。それはもはや、自分の感情にとらわれた所作であり、人々を苦しめ、法をさげすんでいく心の表れである。これはもはや、目的を忘れ、求道を忘れた姿である。
 これに対し「法華の慢」がある。これは端的にいえば、信心の確信である。多くの人々を救い、多くの人々に信心の原動力を与え、さらに広宣流布のために、わが組織を拡大し、わが友を励まし、わが地域を発展させゆくという大確信の信心である。
 いわゆる「増上慢」は自己の堕落であり、「法華の慢」は自己の求道の表れであるといえる。
 どうか、それらのことをよくよく銘記され、正しい信仰を貫かれるようお願いしたい。

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