Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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葛飾区記念支部長会 妙法薫る人華の光彩を

1985.3.8 「広布と人生を語る」第7巻

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8  御書には「うるし千ばいに蟹の足一つ入れたらんが如し」と仰せである。信心していても、謗法をおかすこと、不信の心をもつことは、せっかくの功徳を消してしまうことになる。
 戸田先生は、木の害虫という卑近な例をたとえに、よく教えてくださったことがある。それは、御本尊を信受したということは、生命に成仏への下種、つまり種を植えたことである。時とともに、それが大木へと成長していくわけである。しかし、御本尊への疑いを起こしたり、縁に紛動されることは、木の中に害虫が入るようなものだ。不信の一念を起こすごとに虫が入り、木をむ。だから葉を茂らすこともできないし、花を咲かすこともできない、と信心の基本を指導されていた。
 これは心すべきひじょうに大切な点だと思う。
9  信心は即智慧を輝かしていくことでもある。ものごとの本質を見ぬいていく智慧が鋭い破折にも通ずるわけである。また悪知識に親近する道をふさぎ、不信の心を晴らす力ともなる。
 永年の間、功徳の因を刻んできた大事な尊い成仏の大木を、悪縁と不信によってけっしてませてはならない。深き強き信心で、一生成仏と功徳の花を爛漫と咲かせゆく生涯であっていただきたい。

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