Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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町田圏代表幹部会 蓮華とは因果一体の法

1985.3.3 「広布と人生を語る」第7巻

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6  御本尊には、宇宙森羅万象の一切の法が含まれている。私どもの生命も十界三千の生命である。が、御本尊に南無することによってこそ、仏界が顕現し、あらゆる功徳・善根が湧き出ずるのである。朝に夕に、御本尊に唱題していくなかに、三世十方の仏・菩薩の加護があり、また、諸天善神の加護がある。
 それは、簡単にいえば、御本尊への唱題によって、われわれの生命に具わった仏界が内より薫発し、全宇宙に存在する仏界、菩薩界ならびに天界に連動し波動するため、宇宙の三世十方に実在する仏・菩薩ならびにあらゆる諸天善神が厳として私どもを守護してくださるという意義とも思えるのである。
 私どもはその実践を日々くり返していくことによって、みずからの生命をすばらしき歓喜の境涯へと転じ、開いていけるのである。
7  日蓮大聖人は「蓮華とは因果の二法なり是又因果一体なり」、「所謂南無妙法蓮華経は三世一念なり」、「因果一念の宗」、「久遠一念の南無妙法蓮華経」、「過去と未来と現在とは三なりと雖も一念の心中の理なれば無分別なり」と仰せである。
 一念の生命のなかに、常寂光の都もあれば、幸不幸のすべても含まれている。宿命に流されて嘆くのも自分自身の一念であれば、それを乗り越えてすばらしき希望と建設へ進んでいくのも自分自身の一念である。
 どうか町田の皆さんは、御本尊への深く強き信心の一念をもって、生命力満々と、潔く、希望の未来へと進みゆく歓喜の日々であり、人生であっていただきたい。

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