Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第一回日米青年合同稔会 恒久平和と青年の使命

1984.3.11 「広布と人生を語る」第6巻

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9  世界の青年の連帯で平和を
 たしかに核廃絶、軍縮のためには、政治的働きかけも不可欠であるかもしれない。
 しかし、これからの世界不戦、世界平和を願望する、前進また前進の、確かなる運動のひとつは、世界の青年と青年、世界の学生と学生とが、スクラムを組み、連帯をしながら進む意外に、その実現への道はありえないと、私は訴えておきたい。
 その意味において、私は、きょう集った妙法を護持した二万人の青年諸君が、そのリーダーシップをとっていく以外にないということを宣言しておきたい。
 情熱の国ブラジルでも、青年が私たちと心を一にして歩んでいる。太陽の国ペルーの青年もまた、同じである。フランスにも、西ドイツにも、イタリアにも、スペインに、スイスにも、ホンコンにも、マレーシア、シンガポール、そして、パナマ、ドミニカにも、ベリーズ、メキシコにも、カナダにも、そしてまた、いわゆる社会主義諸国にも、二十一世紀の大陸アフリカのガーナ、ケニア、ナイジェリア等々にも、同じ志向性を持ちながら、青年が、平和の声を大にして脈動している。
 愛する諸君。このようにして、全世界の青年が「世界へ 世紀へ 誓いの行進」を開始しているのである。これこそ壮大なる二十一世紀へ向かっての、新しき信仰と英知と情熱の、新時代の開幕であると、私は申し上げておきたい。
10  御聖訓に云く「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」と。
 仏法では、この世に生を享けた人は、だれ人たりとも使命があると説かれている。きょう集まった、諸君一人ひとりにも使命がある。
 それは、地味であり、派手なものではないかもしれない。しかし、だれ人もが、偉大な信仰によって、生命の充実と、人生の満足感を味わいながら、多くの悩める人々に、勇気と希望とを与えゆく平和の勇者の行進なのである。
 最後に、諸君は、良きアメリカ市民として、自由の天地アメリカの未来の栄光と自身の栄光とのために、たゆみなき勉学と社会での活躍、とせつに祈るものである。
 なお、本日は、日蓮正宗の御尊師方のご出席、ならびに国連事務次長ルシル・マイヤー氏をはじめ著名なご来賓の皆さま方のご出席をいただき、一同を代表して心より感謝申し上げるものである。サンキュー・ベリー・マッチ。

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