Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

「氷川池田青年研修塾」記念の集い 「水滸会」訓練の地から人材群を

1983.5.4 「広布と人生を語る」第4巻

前後
3  また、大気圏が宇宙圏から地球上の生物を守る防御の役目をしているように、われわれの活動にあっても、学会の組織、会館がその任を果たしているといってもよいだろう。
 広布へ進みゆく組織、また信心錬磨の場としての会館、研修道場があるがゆえに、多くの妙法の同志が集いあうことができ、たがいに励ましあい守りあい、切磋琢磨しあって、信心を深め、広布の大道を広げていくことができる。その力が、御本尊に照らされながら、襲いくる魔の働きを防いでいるのである。
 寿量品に説かれているように「方便現涅槃」が「死」の実相であることはまちがいない。御書にも説かれているように、その死後から次の生までの期間とされる中有の道を通りぬけ、仏界の生命へと冥合し、入っていく力の源泉が唱題である。ゆえに、他人による唱題、追善の唱題も大事だが、もっとも大事なのがみずからの唱える題目である。
 エンジンの力が強ければ、強く、早く、確実に目的地につけると同様に、この人生に、死の瞬間まで、唱題に唱題を重ねた功徳力によって、成仏の大道へとすみやかに入っていけるのである。御本尊とわが生命をつなぎゆく本源力が、唱題なのである。
 後継の青年部が、広布と学会の未来を担いゆく、力ある福運に満ちた人材へと成長していかれることを心から願っている。

1
3