Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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少年部新春勤行会 親に心配かけぬ少年王者に

1983.1.16 「広布と人生を語る」第4巻

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4  最近は、小学生のなかにも、中学生の、高校生のなかにも自殺をする恐るべき傾向がある。尊い自分の命を自分で奪うとは、どんな理由があっても絶対にあってはならないことである。それは、人間としてもっとも卑怯な敗北の人生だからである。
 仏法上でも、法器である生命をこわすことは戒められている。
 ゆえに、どんなにつらくいやなことがあっても、生きて生きて生きぬいてほしい。それが正しい人間の道であることを、心の奥に刻んでおいていただきたい。皆さんにはだれしも使命がある。一人ひとりが新世紀への檜舞台で、社会のために、世界のために大活躍していける、妙法を持った偉大な人間に育っていただきたいのだ。
 キリスト教は、世界的な宗教となっている。これだけ世界に広がった理由はさまざまあるが、このキリスト教の信奉者のなかから、世界的な学者や政治家や財界人が数多く出たこと、そして、これらの人々がキリスト教を繰り返し宣揚したことも、大きな要因の一つとみられている。
 妙法の信奉者のなかからも、社会に貢献しゆく数多くの偉大な人が出なければならない。いまは、末法万年からみれば始まりなのだ。そのためにさまざまな迫害もあるが、日蓮正宗創価学会の広宣流布という大運動のうえで、二十年、三十年後に活躍しゆく皆さん方は、この一点を忘れず成長していってもらいたいものである。
 そこに、社会への大きな理解が広がり、恒久平和がしだいに実現していくことを忘れないでほしい。
 二十一世紀は、皆さんの舞台であり、時代である。ゆえに、その新世紀の時代をめざしながら、一つひとつ石段を上がっていくように、一年ごとに勉強しながら成長していくよう心から念願し、本日のあいさつとしたい。

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