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日蓮大聖人・池田大作

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板橋区、北区合同の代表者会 公明正大の信心、人生を

1983.1.6 「広布と人生を語る」第4巻

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4  そこで若い幹部の方々に申し上げたいことは、とくに年配の方々に対しては、どこまでもいたわりの心と、長寿を願っての接し方でなくてはならないと思う。
 また、婦人部の方々には「優しく」「親切」であっていただきい。
 男子部には「使命」「訓練」、女子部には「希望」、学生部には「勉学」と「目標」、未来部には「勉強」と、それぞれに合った激励が大事である。
 指導は、組織の理論で、なんでも共通にすればよいというものではない。一人ひとりが、主体性をもった人格として、どうすれば成長でき、安心でき、希望をもっていけるかをよくよく配慮していかなくてはいけない。
 そして各人の状況、境遇に応じて盤石なる生活のもとに二倍、三倍、五倍、十倍の力が発揮できるような指導であるべきだ。また、各部には各部の特色がある。それをよくわきまえ、きめこまかな指導のできる人が、本当の指導者であると訴えておきたい。
5  御書(八風抄)に「あながちに・わるびれて・みへさせ給うべからず、よくと名聞・瞋との」との御聖訓がある。この御文は、四条金吾が讒言による冤罪を受けたさいの御教示である。
 どのような讒言、冤罪に対しても「悪びれることなく、堂々といきなさい。そして欲や策や名聞にとらわれることなく、また怒ることもなくいきなさい」と仰せなのである。
 われわれの前進にも、讒言はある。また、信心にかこつけての非難、中傷もある。しかし、それらを歯にもかけず、この御文どおりに堂々と広布の道を進んでいきたい。御本尊根本の御聖訓どおりの歩みに、かならずや功徳の花は咲き薫ることを確信してほしいのだ。
 御法主上人猊下の「年頭の辞」に「公明正大に誠実を根本として進むところに必ず天の加護があり、何物にもまして尊い姿があります」と仰せである。
 この御指南のように、正々堂々たる人生で、かぎりない法戦をお願いしたい。そこに、御本尊につらなり、自分自身の永遠なる幸せへの、因果の理法にのっとった活動があるのである。

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