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関西戸田記念館での懇談会 信心は真実の幸せへの大道

1982.4.19 「広布と人生を語る」第3巻

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12  御書に「過去現在の末法の法華経の行者を軽賤する王臣万民始めは事なきやうにて終にほろびざるは候はず」と仰せである。
 庶民は愚のようにみえて、これほどの賢者はいない。政治の裏表も、経済のからくりも、すべて見ぬいているのが庶民の知恵である。いくら偉そうに庶民を侮辱しても、反対に、心の中でこの識者を侮辱しているのが庶民である。
 庶民はあまりにもいじらしく、そしてたくましく、正直である。また、複雑なからくりを知らなくても、現実を生きぬいてきた知恵で、すべてを肌で感じとってしまうものである。これからも、一人ひとりの庶民にたしかなる人生の目的と、所願満足を獲得できる大法を、勇んで教えていく努力をお願いしたい。
 皆さまのご多幸とご健康を、心からお祈り申し上げ、本日の懇談を終わらせていただく。

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