Nichiren・Ikeda
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イタリア信心懇談会
信心はまず二十年を目標に
1981.6.4 「広布と人生を語る」第2巻
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11 先日、フィレンツェの青年たちにも語ったことだが、一人の人間が見事に社会的にも一人前になるには二十年かかる。樹木が大樹になるのも同じである。仏法は道理である。したがって、まず二十年間を目標に持続の信心であっていただきたい。
すべての信頼できる信心の先輩たちの姿は、二十年を経た人のなかに見えるものだ。
末法の利益は冥益である。青年は顕益のみを追ってはならない。目さきの現象のみにとらわれた人生は、確固たる自分をいつか失ってしまうものだ。いかなることがあろうとも、信心は一生の持続、連続であることを深く胸に刻んでいただきたい。