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日蓮大聖人・池田大作

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NSA代表懇談会 正道の信心には組織が必要

1980.10.19 「広布と人生を語る」第1巻

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3  妙法という法のもとにある組織とはいえ、凡夫である人間の集まりであるから、善の面と悪の面とがあるかもしれない。しかし、信行学を追求し、深め、拡大していくためには、どうしてもたがいに励ましあう組織が必要になってくる。とくに建設期においてはそうである。現に組織がなかったなら、いまのわれわれの信心はなかったかもしれない。
 組織があったがゆえ、総本山を知り、信心を知り、教学を学び、折伏も実践した。それは、組織の偉大な善の面といってよい。その半面、組織悪の面は、皆で話しあい、是正し、進歩させていく方途をつねに考え、努力すべきである。けっして、悪の面のみをみて組織否定を即断すべきものではない。
 いずこの国でも、いくら指導しても、残念なことではあるが、退転する人はいる。いろいろな人がいると思うが、どうか粘り強い話しあいをお願いしたい。また時を待って見守ることも忘れてはならない。
 ともかく御本尊は宇宙それ自体であられる。したがって、われわれはどうあがいても御本尊の外には出られないのである。退転した人もまた、かならず御本尊のもとに帰ってくることを祈りたいものである。(マリブ・トレーニング・センター)

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