Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

友へ贈る言葉  

「広布と人生を語る」第1巻

前後
1   一人の 信仰を特った人間の強さが
  いかに限りなく
  いかに瑞々しいものかを
  旭日の輝きを 胸に抱きながら
  この尊き人生において
  証明し抜いていきたいものだ
  
  吹雪のなかに
  なにか使命を抱きながら
  歩みゆく人の姿は美しい
  そしてまた暴風雨のなかに
  舵をにぎり 目的に進みゆく
  船士の顔も 凛々しく尊い
  と同じく
  広布に起ちゆく
  地涌の戦士の姿ほど
  美しく 尊いものはないだろう
2   我らは 平和と創造の
  運動の連続である
  我らを憎み 妬み
  破壊せんとする者は
  人間として
  魔性の運動をなしているのだ
  仏法は勝負であるが故に
  断じて 彼らに
  負けてはならない
  勝つことが
  正義であるからだ
3   卑劣なる人間は
  往々にして
  人を騙しゆく
  天才であるから
  正義ぶった
  仮面を持つものだ
  仮面の奥は
  修羅と地獄の使いとしての
  炎が燃えていることを
  見抜かねばならない
  その本性を見抜き
  破りゆくところに
  まことの信心の
  証があることを
  絶対に忘れてはならない
4   いくら
  社合の荒波によって
  混乱があったとしても
  絶対なる法則を信じ
  持ちゆくならば
  必ずや
  その混乱は消えきり
  広々とした 無限にして
  永遠なる
  天空の如き境涯に
  到達しゆくことを
  忘れてはならない
  
  低次元にして
  卑俗な夜襲に負けては
  王道の軍とはいえない
  我ら 正法正義の
  人間王者の歩みには
  より高さ 歴史的な
  再出発の準備が
  常にあることを
  誇りとしていかねばならない
5   桜の花は
  人が見ようが見まいが
  思いきり咲き
  そして散りゆく
  うぐいすもまた
  全生命を震わせながら鳴き
  やがて消え去っていく
  そこにそれぞれの
  宿命と価値がある
  人もまた思いきり生き
  全生命に轟きわたる
  妙法を唱えながらの
  一生でありたい
6   今日一日生きぬき
  疲れてタべに休む
  この縁り返しが
  一生であるとともに
  今世の終末が
  あるように見えるが
  大いなる一つの任務を
  終えて休み
  また永遠なる来世が
  あるという
  限りなき希望の
  我が生命であることを
  忘れてはならない
7   常に香り高き
  日々のために
  私達には
  生命の宮殿を開きゆく
  妙法の信仰という
  あまりにも崇高な法がある
  光輝ある日々を
  自らが自らの心の源泉によって開き
  楽しみゆく人生でありたい
8   いかなる弁解と論理を
  展開していっても
  負けた人生は負けである
  いかに妬み叩かれゆく
  嵐の中にある苦境にみえる
  人生であっても
  凱歌の勝利は勝利なのである
9   空には燦々と限り無き
  五月の太陽が輝いている
  あちこちに緑の若葉 青葉が
  茂っている
  友よ そして同志よ
  いかに日々悩みがあるとしても
  その君の胸中にも
  一念三千の生命である故に
  青空があり 花が香り 薫風の如き
  余裕ある境涯を
  大切に持ちゆかなければならない
10   勇猛の唱題
  そして希進の唱題の人には
  いかなる熾烈な怒涛の如き
  厳しき日々があったとしても
  その人を限り無く
  諸天は翼を広げて守り
  諸仏もまた
  大軍の如きカをもって
  守りゆくことは絶対なのである
11   私達は
  妙法流布という
  末法万年への大遠征を開始した
  仏の軍であるならば
  くる日も くる日も
  はつらつとした凛々たる生命力を
  維特していかねばならない
  ゆえに君よ そして あなたよ
  「正法を惜しむゆえに 我が身を惜しむ」
  との指針を
  日々顕現されゆかんことを
  私は祈りて やまない
12   この激動しゆく闇の世界に
  我ら大聖人の門下は 決然として
  太陽の光となりながら登場したのだ
  ゆえに
  広宣という大偉業のためにも
  法をして久しく住せしめん という
  使命からも
  あの人も この人も
  あの地域も この地域も
  ひたすら 正確にして栄光の実証を
  築きゆかねばならない
13   ああ我らは
  嵐の彼方の
  旭日輝く金剛の山を目指して
  限りなく進む
  妙法の勇敢なる仏子は
  煙る霧の中を
  曲がり角も決してたがえることなく
  確実に進む
  その健気な姿に
  諸天は驚き 護り
  三世十方の仏菩薩も
  諸手をあげて
  こぞって我らを賛嘆し包む
14   二〇〇一年五月三日を目指しゆく
  わが生々世々の友よ
  次代の若き戦士達へのバトンタッチの
  凱歌の山が見える その日まで
  勇みに尊んで
  連続勝利の この世の人生の
  信心正義証明の松明を
  無量に広げゆこうではないか

1
1