Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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大阪・泉州圏女子部総会 青春そのものが人生の美

1978.11.12 「広布第二章の指針」第14巻

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6  信心根本に幸せの人生を
 日蓮大聖人がしばしば引用されている文に、天台大師の「摩訶止観」の「起は是れ法性の起・滅は是れ法性の滅」という一節がある。
 ここで説かれる「法性」とは、宇宙根源の法としての「南無妙法蓮華経」である。したがって、この文の意味は、宇宙の森羅万象の変化は、ことごとく南無妙法蓮華経の作用によるものであるということである。
 この原理をわれわれの日常の人生、生活にあてはめると、「法性の起」とは、御本尊を受持したわれわれが、幸せの人生を築こうとする信心の一念を起こし、ひたぶるに御本尊に唱題しぬくとき、その願いどおりの結果が生ずることである。
 また「法性の滅」とは、たとえば病魔など不幸というものを根底から滅していくことともいえよう。すべては御本尊に一念を定めた強盗なる信心があるか、ないかによって決まるのである。
 人生の根本的な命題といえる宿命という問題は、永遠の生命の次元から説かれた仏法を信じ、行じていく以外に絶対に解決の道はない。
 このためにも女子部の皆さん方は、幸せへの仏道修行を持続しぬいて二十年、三十年後にはみずからの大福運の姿を後輩に教えきっていけるような青春期であってほしい。

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