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第1回離島本部総会 第二期の”島の広布”へ仲よく出発

1978.10.7 「広布第二章の指針」第14巻

前後
1  皆さん方の愛する島の発展のために、私も勇んで馳せ参じ、皆さん方とともどもに福運の歴史を築きたい一それが、十年も前からの私の願いであり、その気持ちは今もなお、いささかたりとも変わっていないことを知っていただきたい。
 本日の力強い第一回総会の開催を記念し、気候的にも恵まれたこの十月七日を中心として、明年以降も第二回総会、第三回総会と開催し、これを離島本部の毎年の楽しい伝統にしてはどうかと提案申し上げたい。(全員が賛同の挙手)それでは正式に決定させていただく。(大拍手)
 皆さん方は、第一期の島の広布を推進し、見事な勝利を収められた。その実証が、本日の晴れがましい姿である。そこで本日の第一回総会を期して、いよいよ第二期の島の広宣流布をめざし、勇躍、出発していっていただきたい。
 一つの島というのは、広くいえば一つの国と同じである。その島の繁栄のために活躍する皆さん方は、太陽が昇れば地表が明るくなるのと同様に、一人の強信者がいるならば島全体が希望につつまれ、歓喜に満たされていくといわれるような存在であっていただきたい。
2  それぞれの島にあっては、あくまでも堅実な広布の歩みであってほしい。そして一人ひとりが強信者であっていただきたい。その日常の振る舞いは、狭い国土世間であること、昔からの慣習等が息づいていることなどを忘れないで、だれびとに対しても仲よく協調し、義理を重んじ、また大きく包容しながら人間性豊かに進んでいかれるよう願ってやまない。
 ささいなことで、争ったり、反目しあったり、排他的になるようなことがあっては絶対にならない。また、孤立してしまうようなことがあってもけっしてならない。この意味で、世法的にも立派だ、さすがだといわれるような聡明な活躍を願いたい。それが広宣流布への第一歩であると確信し、身近なところから堅実に信心の根を張っていっていただきたい。
3  最後に、「開目抄」の「我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ現世の安穏ならざる事をなげかざれ、我が弟子に朝夕教えしかども・疑いを・をこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし」の一節のとおり、離島本部の皆さん方も、今ふたたび、この信心の極理を説かれた一節を胸中に深く刻み、未来永遠に栄えゆく一家一族の福運の根っことなって活躍していくようお願いしたい。

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