Nichiren・Ikeda
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第二東京女子部勤行会
福運の土台を築く青春
1978.3.7 「広布第二章の指針」第13巻
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2 信心は当然、一生である。しかし、一つの目標として、二十年をめざしていただきたい。その二十年も、社会の荒波に出てからが、まことの信心の一年目と考えるべきであろう。
幼少のころより二十年間信心したといっても、いまだ現実の責任ある社会には出ていない。したがって責任をもって社会に出てからの信仰の年輪こそ大切なのである。
皆さん方の立場でいえば、結婚してから二十年という年輪が、もっとも重要な人生の節となることを忘れてはならない。また二十年の信心といっても、退転気味であった年限は差し引くべきであろう。
ともかく、年を経るごとに、信心の偉大さ、すばらしさを満喫できることを銘記されたい。
世間のことはともかく、信心のことだけは愚直であるべきだ。若き乙女らしく、鋭敏で賢くなくてはならない。
ともあれ、いま幸せであっても、三十年先の実相がどうであるかが重大問題である。その意味からも、信仰だけは、どんなことがあっても、勇気をもってやり通すことが、かならず自分自身の満足につながることを強く申し上げておきたい。