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日蓮大聖人・池田大作

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埼玉県婦人部勤行会 ”現世安穏・後生善処”の信心を

1978.3.7 「広布第二章の指針」第13巻

前後
7  御本尊に題目を唱えていけば、力が出る。かぎりない生命力が湧いてくる。その生命に福運がついていく。まさに題目こそ、この現実社会に生きぬいていくための原動力である。
 そして福運につつまれながら老いていく。子供たちや孫から、あるいはまわりのあらゆる人々から、長寿を祝福されながらの人生を送っていくためにも、信心だけは粘り強く持続していただきたい。
 やがて、なんらかの病をうける。しかしそれは御書にも説かれているとおり、信心をしっかりしている人は”本有の病”といって、病状によって多少異なるが、共通して苦しみが少ない。その実相は、六根清浄という妙法の根源の力が作用して、生命の本然的な蘇生を意味している。そして死ぬわけであるが、これも、半眼半口の成仏の相をもって、永遠に連続する生命の新しい出発となるわけである。
 ゆえに「道理証文よりも現証にはすぎず」で、この御本尊に唱題しぬいていくならば「現世安穏・後生善処」の経文のごとく、現実信命を打開し・即身成仏の当体となることができるのである。したがって信心だけは百分のためにも強盛に勇んで実践しぬいていただきたい。
 ともかく、信心の世界においては、法のため、広布のために悩み・苦しんだことが、一切をプラス面に転じていける力となるのである。
 このこと深く確信し、楽しく、朗らかに、悠々と生涯にわたる信心を貫いていかれるよう心より祈って、本日のあいさつとさせていただく。

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