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日蓮大聖人・池田大作

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第二東京婦人部記念勤行会 喜悦のための人生と信心を

1978.1.14 「広布第二章の指針」第12巻

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2  ”広布の母”の使命
 自分自身と家庭を大切にしてほしい。信心といい、広宣流布といっても、自分自身と家庭の姿に、集約されるといってよい。
 とくに家庭において中心となっていくのは、やはり母親であり、主婦である。家庭をどのようにうまく運営していくかという責任は、主婦にあるといっても過言ではない。太陽が昇ればすべてが明るくなるように、母親の信心、聡明さによって、主人も子供も変わっていくという原理を知ってほしい。
 ともかく、信心強盛に、御本尊に具体的な祈願をしていくことである。願いはかならず叶う。たとえ、すぐに叶わなくても、冥益で、時とともに、所願満足となっていくことを確信されたい。
 このなかには、未入信の夫や子供をもっておられる方もいよう。夫や子供を信心させようとしてあせる必要はない。みずからの信心によって一家の福運が増したとき、柿の実が熟するごとく、いつの日か、みずから信仰を欲するときがくるにちがいないからだ。
 わが家はわが家らしく進んでいただきたい。その根本は、当然のことながら、夫を思い、子供を愛する一念で信心し、家庭をあたたかくしていくことに尽きる。
 こういう不安の社会であるだけに、いろいろなことが起こる場合がある。しかし、強盛な信心と祈りさえあれば、すべて、変毒為薬していける偉大な仏法であることを確信されたい。
 人生の勝利というものは、今世の苦と楽の総決算によって決まるといってよい。その
 楽の源泉は「南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」と仰せのごとく、題目を唱えに唱え、そして題目を流布していく法友のなかにいることが、最大の楽しみの人生の蓄積となっていくことを忘れないでいただきたい。これが人生の勝利であり、福運に満ちた信心の功徳であるということを確信されたいのである。

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