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日蓮大聖人・池田大作

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牧口初代会長生誕106年記念勤行会 ”社会の信用”即”広布の姿”

1977.6.6 「広布第二章の指針」第10巻

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4  創価学会が、なにゆえに幾多の試練を乗り越え、今日の未脅有の広布の歴史を開くことができたのか――。それは、なによりも、御本尊根本、御書第一という、御本仏日蓮大聖人に直結の軌道を、不届の実践で歩んできたがゆえであると申し上げたい。
 創価学会が、大聖人以来七百年にして初めて、事実のうえで妙法広宣の証明をなしつつある根本理由は、ここに求められるのである。すなわち、御本尊、御書に直結したいき方のなかにのみ、一切の次元を超え、また一切を包容しながら、仏法を時代、社会に開く普遍性がはらまれていることを知っていただきたい。
 たしかに、大聖人の教えは七百年のあいだ、厳然と存在してきた。しかし、大聖人の仏法を、御本尊、御書を原点として、現実的な意味で広宣流布と一生成仏という明確な目標のもとに具体的に展開し、実践の方途を示した先駆者は、牧口初代会長であったといえよう。
 初代会長は、生誕も、存在も、凡夫そのものの姿ではあるが、現実に、あの戦前のたいへんな権力状況のなかで、敢然と慈折広布の道を開かれたことじたい、すでに人間王者の姿にほかならないであろう。
 その意味からも、われらは、永久に牧口初代会長の遺徳を宣揚し、その生誕を盛大に祝っていきたい。(要旨)

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