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日蓮大聖人・池田大作

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北九州創価学会結成17周年記念勤行会 朗らかに余裕ある信心即生活を

1977.5.23 「広布第二章の指針」第10巻

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4  多くの識者が指摘しているとおり、既成宗教には、もはや悩める民衆を救う力はない。そのいき方が、醜い権力との癒着であったり、保身のために平然と民衆を欺く堕落の極みにあることは、これまた多くの事実によって示されているところである。
 われわれの歩みは、人間として無作の歩みであり、それは仏法による人間の、真実のめざめの歩みともいえる。それゆえにこそ、既成宗教の権威と欺隔性に長く毒されてきた人間社会を、根本の生命的次元から覚醒させることができるのである。
 時代は、ますます乱世の様相を深めていく傾向にあるが、皆さん方は、さらに信念に徹し、重層的かつ柔軟性と立体性を兼ね備えた振る舞いで、新時代の先駆をきっていただきたい。
 われわれの次の目的は、二十一世紀である。ここに一切の照準を定めて悠々と進んでいこう。それまではいかなることがあっても、絶対にたじろぐことのない、強靭な信仰の持続であってほしい。
 そのためにも”題目の電流”を切ってはならない。「法華経を信ずる心強きを名づけて仏界と為す」で、題目第一で進んでいくならば、いかなる苦境も変毒為薬できるのである。また、こうしたその忍耐強い努力を持続するならば、加速的に開花されていく時代となっていることを知っていただきたい。
 とくに年配者は健康第一で、けっして無理をすることなく、体を十分に自愛しながら進んでいただきたい。(要旨)

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