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滋賀文化会館開館記念勤行会 社会に模範の実証が即弘教

1977.5.11 「広布第二章の指針」第10巻

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3  ”祈り”について一言申し上げておきたい。
 信心の根本は無疑曰信であるが、「信心と申すは別にはこれなく候」との御文のごとく、御本尊に対し”信”を入れて祈るということが大切である。
 実証といっても、具体的、現実的な課題に対し、どう祈り、行動したかということが根本になる。それが”事”の仏法の行躰即信心の姿でもある。
 家庭のこと、健康のこと、組織のこと等、自らが直面する身近な問題、たとえ、それがどんなにささいな事柄であっても、一つひとつ目標を明確にして祈っていく――それが”信”を入れた実践であり、そこから生きいきとした生活革命の実証も輝いていくのである。
 「千里の道も一歩より」とあるごとく、また「一渧が集まって大海となる」の原理のとおり、自分の生命に感じた身近な事柄を真剣に祈り、現実の課題に一歩一歩、挑戦していってほしい。また、そのように一つひとつの願望を最後まであきらめないで祈りきっていくとき、生活のリズムも明快になり、幸せを満喫しゆく人生へと転換されていくのである。
 この地道な持続の作業のなかに、人間革命も生活革命もなされ、身近な広宣流布の基盤も完壁に築かれていくことを知っていただきたい。
 どうか皆さんが、自分を大切にし、また学会を大切にしつつ、この尊い人生を、真の生きがいにつつまれながら送っていかれるよう、心より念願してやまない。(要旨)

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