Nichiren・Ikeda
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戸田第二代会長20回忌法要
報恩こそ人間真実の道
1977.4.2 「広布第二章の指針」第10巻
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2 ”教える”ということは、たしかにそれだけでは”理”であるかもしれない。しかし先師ならびに恩師は、その”教る”ことを、死身弘法という事実のうえに証明された。
横暴な国家権力の桎梏にも屈せず、民衆を守らんがために獄中の身となることも潔しとされた。この事実こそ、最大に尊貴なものといえよう。
そうであるがゆえに、今日、何百万人の青年が創価学会に雲集しえたのである。この源遠長流の根本精神が脈打つかぎり、学会はますます大発展しゆくことを明確に申し上げておきたい。
3 最後に、後世のために留言しておきたい。
それは、われわれの最大の恩人である牧口初代会長、戸田前会長への報恩の信心を失い、学会を守る心がなくなった人は、もはや、その姿は”五老僧”であり「身はおちねども心おちる」不知恩の者といわざるをえない。
どんな有名人になろうとも、いざという場合に、先師ならびに恩師の法要にも参集できない姿は、名聞名利に流された”忘恩の徒”であることを銘記してほしい。
ご遺族をはじめ、本日、参列した皆さん方のますますの繁栄を心より祈り、あいさつとしたい。(要旨)