Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第198回四月度本部幹部会 教学は日々の努力

1976.4.18 「広布第二章の指針」第8巻

前後
2  指導要項として六項目の指針
 次に、一貫した学会の指導理念として、簡潔に六項目に要約した。今後の運動の柱とし、路線の核として、それぞれ応用、展開して指導の実りをあげていってほしい。
 ①勤行は朗々として正確
 ②指導、弘教は慈悲
 ③教学は日々の努力
 ④座談会は体験中心
 ⑤会合は八時半厳守
 ⑥組織は人間の和
                  
 ①「勤行は朗々として正確」についてリズム正しい勤行の励行こそが、一切の根源である。自分も気持ちよく、周囲の人々からも”ほんとうにすがすがしい”といわれるような、日常の仏道修行であってほしい。
 ②「指導、弘教は慈悲」とは、仏法者の根本姿勢である。幹部の権威によるのでもなければ、官僚主義によるのでもない。どこまでも相手の心のひだの中にとけこみ、なんとしても相手を救っていこうとする慈悲の一念をもって、一切の指導、弘教にあたっていきたい。
 ③「教学は日々の努力」とは、少しでもいい、わかりやすい個所からでもいい、ともかく、一日二十分でも御書をとおして仏法の偉大さを学び、御書をとおして、人々に信仰の王道を教えていこう。そこに「信行学」の「学」がある。
 ④「座談会は体験中心」については、座談会は”全員参加”の運営であること。座談会が理論だけの抽象論で終わってしまったとすれば、参加者の胸に充実の響が残らない場合がある。また一人の独演会であっては、座談会本来の意義がうすれてしまう。体験がないと感動もなくなってしまうであろう。体験こそ生きた人間の真実の叫びであり、これ以上、強いものはない。
 ⑤「会合は八時半厳守」は、終了時間の厳守である。広宜流布というのは長期にわたる遠征であるうえ、またいままで以上に社会的良識が要請される時代に入っているなどの総合的な見地から、これも学会の伝統として継承していきたい。
 ⑥「組織は人間の和」は、学会の組織は、永遠に人間主義を基とするものであり、けっして機械的であったり、伝達主義であってはならない。先輩、後蛮ともに尊敬し合い、助け合っていく人間の和――これこそ組織が発展しゆく生命線である。仏法を教える尊い”如来の使い”であるとの誇りを忘れず、自信をもってあたたかな人固の和を築いていっていただきたい。(要旨)

1
2