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創価高校第6回卒業式メッセージ 「境智行位」で栄光の座を

1976.3.16 「広布第二章の指針」第8巻

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3  ともあれ、諸君は、福運をもっているのであります。ひとつ、肝っ玉を大きくして、ここから巣立っていってください。
 東洋古来の哲理のひとつに「境智行位」という経験則がございます。この本来の意味、解説というものはここでは申し上げませんが、今後の諸君にあてはめて、ひとこと門出のはなむけといたしたいと思います。はじめの「境」とは、諸君が取り組むべき大学生活の全体であり、せんじ詰めれば、まさに自分自身のことであります。「智」については、邪智を排して英知を光らせていく、「行」については、純真な情熱を燃やして体当たりし、もって「位」においては、どっしりした栄光の座を勝ち取らんことを心から祈るものであります。
 さて、在校生の諸君、諸君のよき兄だったたくましい先輩たちが、ただいまこの場から未来へと旅立ってまいります。いままでの友誼と好意の指導に万感の謝意を表明しつつ、おおいなる拍手をもってお送りしてあげてください。
 終わりに臨んで卒業生はもちろんのこと、全学園の皆さま方のご健康、ご多幸を心からお祈り申し上げるしだいであります。ご来賓の皆さま方におかれましては、ご多忙のなかわざわざおいでをいただき、厚く厚くこの地より御礼申し上げます。では卒業生諸君、いつまでもお元気で。

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