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第三次中国訪問 教育交流をさらに推進

1975.4.19 「広布第二章の指針」第6巻

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1  武漢歓迎宴でのあいさつ
 本日は、このようにあたたかく、また真心をこめて歓迎してくださり、ほんとうにありがとうございました。訪中団を代表して心から感謝申し上げます。
 私は、昨年六月、中日友好協会のご招待で初めて貴国を訪問いたしました。大地の緑が目にしみるころです。十二月には、北京大学からのお招きで再び冬の北京を訪れることができました。そして今回の訪問と、この一年のあいだに三度、限りない未来性をもち、たくましい建設のつち音が高らかに響く、この中国の大地を踏んだことになります。
 この訪問によってお国の周恩来総理、鄧小平副総理、李先念副総理、また廖承志会長をはじめ中日友好協会の諸先生等、多くの方々と日中の永続的な友好、アジア、さらには世界の平和への道を、真剣な率直な対話をとおして、求めてまいりました。また北京大学、中学、小学校、少年宮、幼稚園等を参観し、未来創造の源泉である教育面で多くの示唆を得ることができました。
 さらに今回は湖北省の省都であり、中国革命の歴史の途上、輝かしい光彩を放つ武漢の地を初めて訪れることができ、新しい友人にまみえ、すばらしい経験をつむ機会に恵まれたことを、ほんとうにうれしく思います。また私たちの滞在中、皆さまにはなにかとお世話になることと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
 武漢といえば、三国時代以来の悠久の歴史をもち、とくに三千年以上続いた長い封建制度をくつがえす突破口を開いた「辛亥革命」発祥の地ということが思い浮かびます。
 そして華中の政治、経済、文化の重鎮としての発展はめざましく、その象徴としての武漢長江大橋は、日本でもよく知られています。
 私たちは、中日友好の花がさらにたくさんの種をつけ、年々、より広範に、より美しく両国民衆の信頼と友情の花を絢欄と開花していくよう努力していくでありましょとともに今回の訪問によって、新しい多くの友人の方々との真心の交流をとおし日中両国の友好の絆がより強靱なものになっていくことを強く念願しております。(武漢・勝利飯店)

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