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創価大40回・創価女短大26回入学式 エレバン国立芸術アカデミー「名誉博士号」・アルメニア芸術家同盟「名誉会員証」授与式

2010.4.2 スピーチ(聖教新聞2010年上)

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12  時を逃すな
 きょうは、偉大なマレー文学の父であられる、イスマイル会長ご夫妻と、再会を果たすことができました。
 本当にありがとうございます。うれしい!
 会長は人間のための芸術に尽力された。世界の民衆の心を結んでこられた。
 その原動力として、若き日、「学問探究のチャンスは今だ。時を逃すな」と決意して、学び抜かれたことは、あまりにも有名であります。
 君たちも、今が学ぶ時だ。
 本当に学んだ人間が偉くなる。中途半端では、乱世を勝ち抜くことはできません。
 語学も断じて習得してもらいたい。
 語学があれば、活躍の舞台が広がります。世界でさえ、狭く感じられる。
 人類の宝である良書も読破し抜いていただきたい。
 そして、お世話になった方々のためにも、成績優秀で卒業してください。
13  太陽の如くあれ 自身の道を貫け
 激動の社会で強く要請されている力は何か。
 それは、「コミュニケーション(他者との対話)の力」であります。
 この点については、先日、日本を代表する月刊誌「中央公論」に掲載された、私と、若き脳科学者・茂木健一郎博士との往復書簡でも、一つの焦点となりました。
 自分の中だけでは創造性は育たない。脳科学から見ても、異なる世界と触れ合うことで、脳は学習をすると指摘されております。
 要するに、他者と誠実な対話を重ねる人は、創造的な生命を常に光り輝かせることができるのです。
 君たちは、世界に開かれた、この創価の学舎から、大事な留学生の皆さんとともに、生き生きと朗らかに、平和と勝利の大連帯を広げ創っていってください。
 終わりに、太陽の国アルメニアの大文豪トゥマニャン先生の詩を、愛する大切な諸君に捧げたい。
 「太陽の如くあれ! 自身の道を貫け!
 厚き暗雲を突き抜けて、常に威風堂々とあれ!
 君には、光明をもたらすために生き抜く使命があるのだ」
 貴国の永遠の栄光と平和を、心からお祈り申し上げます。
 ご来賓の先生方、また保護者の皆様方のご健勝をお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
 ありがとうございました。

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