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SGI代表研修会  

2010.3.9 スピーチ(聖教新聞2010年上)

前後
9  旭日のごとく新しき同志が
 私もまた無実の罪で、関西の地で牢に入った。
 戸田先生が出獄された12年後(1957年)の同じ7月3日である。その後、4年半の法廷闘争によって、当然ながら、無罪判決を勝ち取った。
 私は、昭和35年(1960年)の5月3日、32歳で第三代会長に就任し、全身全霊で走り抜き、迫害の嵐のなかを、青年会長として勇敢に戦い、世界広布のうねりを巻き起こしてきた。
 そして、戸田先生のお心のままに、師弟不二の仏法を体現して、理想の創価学会を構築してきた。
 偉大なる同志の皆様とともに戦い、192カ国・地域に人間主義のスクラムを築き上げたのである。
 今、全世界に太陽が昇りゆくがごとく、新たな同志が誕生していることは、皆様がご存じの通りだ。
 私は、世界中の指導者や識者とも会い、平和と文化の語らいを重ねてきた。あの国でも、この国でも、一級の知性と友情を結び、信頼と共感を勝ち取ってきた。
 一つ一つが忘れ得ぬ思い出である。一つ一つが黄金の輝きを放つ歴史である。
 私は、ヨーロッパ広布の道も開いてきた。
 当初、ヨーロッパ広布は遅々として進まなかった。私は、初代の欧州議長で医学博士でもあった山崎鋭一さんを中心に、あらゆる角度から手を打ち、メンバーへの激励を重ね、私自身も各国を飛び回って、ヨーロッパ広布の基盤をつくった。
 山崎博士の奥様・良子さんもお元気であるとうかがっている。うれしい限りである。
 私は「ヨーロッパ、頑張れ! 師弟不二で新たな広布前進の歴史を!」と強く申し上げたい。
 創価学会は、地球に輝く民衆の大連帯となった。
 平和と社会に貢献する模範の団体として、各国・地域からの顕彰も相次いでいる。
 事実の上で、全世界が讃える希望の団体となった。
10  使命に生き抜け
 御聖訓には、こう仰せである。
 「あなたが仏になろうと思うならば、慢心のはたほこ(軍の指揮に用いる旗)を倒し、忿いかりの杖を捨てて、ひとえに一乗の法華経に帰依しなさい。名聞名利は今生だけの飾りであり、我慢(我を傲り他を軽んずる)や偏執は後世の成仏を妨げる足かせである」(同463㌻、通解)
 リーダーは、どこまでも、誠実な、純粋な心で、同志のため、学会のために尽くしていくのだ。
 そして、偉大な仏の境涯を開いていっていただきたい。
 「仏」とは幸福の極致、勝利の極致の生命であり、慈愛と喜びに満ちた極致の生命である。
 悔いのない人生を送っていただきたい。
 書びに満ちた自分をつくりながら、「立正安国」の精神を胸に、自身の一族と国家の安穏・繁栄を祈り、行動していくことだ。弘教に走っていくのだ。
 弘教は、仏の使いの尊き実践である。その福徳は無量である。
 永遠にわたる、その誉れ、その崇高な使命、仏になりゆく喜びの生命をつくるために今世があるのだ。今があるのだ。
 同志、万歳! 北米、万歳! オセアニア、万歳! 中南米、万歳! ヨーロッパ、万歳! アジア、万歳! アフリカ、万歳! 世界、万歳!
 お帰りになったら、各国、各地の大事な大事な同志の皆様方に、くれぐれもよろしくお伝えください。どうか、体を大切にしてください。
 私と妻は、毎日、皆さんの健康と無事故と長寿を一生懸命に祈っています。きょうは、本当にありがとう! サンキュー!

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