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新時代第5回本部幹部会 全国壮年部幹部会

2007.3.7 スピーチ(聖教新聞2007年上)

前後
42  これまで私は、世界の大学等の学術機関から、205の名誉学術称号を拝受してまいりました。
 私はかつて、著名な歴史家のトインビー博士と40時間にわたって対談を行いました。
 博士は、私をロンドンの自宅に招待してくださり、大変な歓迎をしてくださった。私との語らいを本当に喜んでくださいました。
 その博士が、対談の最後に、私にこう言われていました。
 「私は、これまでいくつかの名誉博士号を受けてきました。しかしあなたは、私より数多くの名誉博士号を受けられるでしょう」
 本当にその通りになりました。
 私が受けた世界からの名誉学術称号は、全部、皆さん方、学園生に譲り託していく栄冠です。
 その一つの証明として、学園出身の「博士」たちも、じつに「218人」に増えました。
 イタリアの大詩人ダンテは叫びました。
 「尊敬によってつくられた友情が、真実で完全で永続的である」(中山昌樹訳「饗宴」、『ダンテ全集第5巻』所収、日本図書センター)
 まったく、その通りです。卒業生の皆さんは、良き友と励まし合いながら、「健康の芸術」「親孝行の芸術」「希望の芸術」を磨き、わが人生の勝利の劇を堂々と飾っていってください。
 そして、尊敬する韓国の先生方とご一緒に、世界の平和を目指し、永遠の「友情の大行進曲」を朗らかに奏でゆくことを強く決意し合いたい。
43  皆さんの先輩方も世界を舞台に学び、活躍しています。
 関西創価学園出身で、アメリカ創価大学3期生の藤井大輔君が、名門ハーバード大学の大学院に合格しました。おめでとう!
 最後に韓国とアジアの先哲の言葉を皆さんに贈りたい。
 「越えていこう
   越えていこう
    丘をさらに越えていこう」
 「越えていこう
   越えていこう
    大きな大きな山を越えていこう」
 これは詩人・申庚林シン・ギョンリムの言葉です。
 また、作家の沈熏シム・フンは記しています。
 「過去を振り返って悲しむのはやめよう。過ぎ去った時は決して帰ってこないのだから、ひたすら現在を見つめよう。そうして雄々しく、たくましく未来を迎えよう」
 著名な思想家の丁若鏞チョン・ヤギョンは綴りました。
 「真に心を堅固にし、一心に前に向かって行くならば、たとえ泰山であっても動かせるものである」
 詩人の千詳柄チョン・サンビョンは述べています。
 「1時間が惜しく貴重だ
   仕事はたまっていて
    しかし見よ! 明日の光が
     窓が前に開いた!
      その窓、その前、その空、ただ前進あるのみ!」
 また、中国の作家・郁達夫いく・たつふは綴りました。
 「勝利を得て驕ることなかれ、挫折にあって臆することなかれ」
 そして、インド独立の指導者マハトマ・ガンジーは訴えました。
 「決して希望を失わない者のみが指導者になることができる」
 以上で私のスピーチを終わります。卒業、本当におめでとう! また、お会いしましょう! ありがとう!

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