Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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盂蘭盆の意義を語る
2006.8.6 スピーチ(聖教新聞2006年下)
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求められる民衆の智慧
かつて私が対談集を発刊した、故ブライアン・ウィルソン博士は世界的な宗教社会学者であられた。現代西洋社会と調和したSGIの魅力について、「寺院制度から解放された在家団体」であり、「生活に根ざした理念」を持っていることを強調されていた。
また、対談を重ねてきた、ハーバード大学教授で著名な文化人類学者のヌール・ヤーマン博士は、こう讃えてくださっている。
「学会の革新性は、僧侶ではなく一般の人々が、仏教の英知を実生活に生かしているところにあります。
僧侶というものは、自らの宗教の“独自性”ばかりを強調します。」
しかし、現実に生きる人々は、それを生活の“倫理”して普遍化していきます。そして、その普遍化された倫理が、宗教や文化が異なる人々をも啓発していくことができるのです」
私たちの前進を、まことに深い観点から見つめてくださっている。
〈ヤーマン博士は、続けてこう語っている。「その倫理性の模範を示すのが、池田SGI会長であります。池田会長は、世界の識者との対談を通し、世界の人々に啓発を与えておられます。それは世界への偉大なる貢献なのです」〉
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ともあれ、これからは、今まで以上に、「権力のための宗教利用」の蠢動を厳格に見破る、「民衆の力」「民衆の智慧」が求められる時代となっていく。
それが世界の潮流である。
私たちは、この宗教改革と平和創造の最先端を、広々とした心で、聡明に、また快活に進んでまいりたい。
まだまだ暑い日が続く。どうか体調にくれぐれも気をつけながら、有意義な「友好の夏」「対話の夏」「一歩成長の夏」にしていっていただきたい。
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