Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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男子部全国幹部会 妙法の革命家たれ

1970.8.6 「池田大作講演集」第3巻

前後
10  人間性の絆で真の団結はかれ
 最後に、幹部は権威主義になってはならない。これは、これまでも何回となくいってきたつもりでありますが、特に男子部は、未来の学会の縮図であるがゆえに厳しくいっておきたいのであります。
 権威主義では後輩は心からついてはこない。必ずいつかは離れる。権威主義のもとには、優秀な人材が育つことは絶対にない。なんでも心を打ちあけて話せる友として、生涯、ともどもに進む同志として、固い絆を守り育てていってほしいのであります。真の団結はこの人間性の絆によって生まれるのであります。組織上の役職に権威を借りた団結であっては絶対にならない。
 祈祷経送状に「法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く・一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば、慥に後生は申すに及ばず今生も息災延命にして勝妙の大果報を得・広宣流布大願をも成就す可きなり」云云と。
 「身に詐親無く」とは、いつわりやうそつきであってはならないということです。「一切法華経に其の身を任せ」――大聖人の仰せどおりに身を任せての修行ならば「慥に後生は申すに及ばず」――永遠の幸福は間違いない。いわんや、その大果報として「今生も息災延命にして勝妙の大果報を得」――人生の大勝利は間違いない。ともに「広宣流布大願」も必定である。真の団結をもって進むならば、広宣流布は絶対にできるとの御金言であります。
 諸君たちのなかには、宿命と戦っている人もある思う。職場で苦しんでいる人もあるだろう。また、自分の境遇、環境等に不満のある人も多くいるかもしれない。しかし、今回の講習会を第一歩として、雄々しく前進していっていただきたいことを願い、ともに、諸君の健康と成長とを心より大御本尊にお祈り申しあげて、私の話を終わります。

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