Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第13回11月度壮年部幹部会 担え広布の全責任

1969.11.10 「池田大作講演集」第2巻

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6  第五に『宇宙の一個体である私どもの生活のリズムは、また、自転・公転のリズムからはずれてはならない』 
 私どもの生活・実践に約していうならば、自転とは朝晩の勤行・唱題であります。御本尊に題目をあげきっていくことによって、宇宙の一個体としての健全な自転のリズムに乗ることができる。日蓮大聖人の慈悲は、これを私どもに教えてくださっているのであります。
 自転が完璧であるならば、その人間・個体は社会人として十分な力を発揮する資格をもつにいたることは自明の理であります。そこで社会・職場にあって、第一人者たる道を進むことができることになる。
 今度は日常の学会活動を含めて、社会に影響を与える活動の一切が公転である。自転と公転のリズムが、日々、見事に回転するとき、宇宙の一個体たる私どもも、いつか宇宙大の力をもつにいたるであろう、と私は申し上げたいのであります。(大拍手) 
 大宇宙に存在する法則と、大御本尊にまします大法則と、そしてまた、我が生命にある大法則とが一体となるわけであります。
 私ども活動は、あくまでも地味です。しかし地味であることを卑下してはならない。たとえば、太陽を中心にした地球や月の毎日の運行は最も地味であるが、これほど人間生活に偉大なる貢献をしている作用もない。 
 なかにはテレビ、新聞などでパッと花が咲くように派手な活動をしている人もいる。しかし、多くは根無し草であり、私どもはそうしたことに、決して紛動されてはならない。私どもの活動は地味であるが、誰人にもまして偉大な人間となりうる素質をもっており、リズム正しい生活をしている、ということを忘れないでいただきたい。 
 ともあれ、自転と公転の生活リズムを堅持しつつ、皆さん方とともに、元気に勇往邁進していきたいのであります。 
 学会の柱であり、そして広宣流布のかなめである壮年部の皆さん方のご健闘と、ご一家の繁栄を心から願って、私の話といたします。(大拍手)

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