Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第3回女子部関西総会 英知輝く平和の戦士たれ

1968.11.3 「池田大作講演集」第1巻

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7  第五に『宿命を転じ、過去の因習を脱し、たくましく清浄な生命を勇現して、世に処する新時代の女性像とは、妙法に照らされた若き皆さんの未来像であるはずである』
 私は、皆さんが日々の不屈な妙法の実践によって、やがて輝くばかりの新時代の女性として成長し、この世の不幸を一つ一つ抹殺しつつ、自らも常楽我浄の最高の誇り高き人生を、生涯送りゆくであろうということを信じて疑わないのであります。(大拍手)
 日蓮大聖人は四条金吾の奥さんにあてて、妙法をに実践する女性のために、次のようなお手紙を残されております。
 すなわち四条金吾殿女房御返事にいわく「此の法華経計りに此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず一切の男子に・こえたりとみえて候、所詮しょせん・一切の人にそしられて候よりも女人の御ためには・いとをし最愛と・をもはしき男に・ふびんと・をもはれたらんにはすぎじ、一切の人はにくまばにくめ、釈迦仏・多宝仏・十方の諸仏・乃至梵王・帝釈・日月等にだにも・ふびんと・をもはれまいらせなば・なにかくるしかるべき、法華経にだにも・ほめられたてまつりなば・なにか・くるしかるべき」と。
 「此の法華経計りに此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず」――妙法が偉大な故に、それをたもった女性は最高であると仰せです。その自覚、誇りをもって進んでいってください。
 「一切の男子にこえたりとみえて候」――妙法をたもった女は一切の男性よりも優れた人生を築いて社会で活躍することができる。「所詮・一切の人にそられて候よりも」――人間の口には戸を立てることはできない。(笑い)しかし、どんなに批判されてもかまわない。「女人の御ためにはいとをしとをもはしき男に・ふびんと・をもはれたらんにはすぎじ」――あなたのためには、本当に大事にしてくれる人、愛してくれる人、その点はいろいろ解釈できるでありましょう。そういう主人(四条金吾)をもっているあなたは、それで十分ではないかといわれているのです。
 「一切の人はにくまばにくめ」――仏法を知らぬ世間の人から憎まれ口をいわれてもいっこうにかまわない。
 「釈迦仏多宝仏十方の諸仏乃至梵王・帝釈・日月等にだにも・ふびんと・をもはれまいらせなば・なにかくるしかるべき、法華経にだにも・ほめられたてまつりなば・なにか・くるしかるべき」――日蓮大聖人に護られ、三世十方の仏菩薩から賛嘆されれば最高ではないか。なんの苦しいことがあろう。この御書の通り、皆さんの人生は生涯、大御本尊とともにあるわけであります。
 皆さん方は、最後の一節「なにかくるしかるべき」を絶対に肝に銘じて進んでいただきたい、これが大聖人の結論であります。したがって、御本尊をだきしめていけば、大聖人の偉大なる生命が湧きあがってくる。三世十方の仏菩薩が必ず守る。この原理を瞬時も忘れず、誇り高く、私とともに力強く生き抜いていっていただきたいのであります。(大拍手)
 ともあれ、広宣流布の実現を目前にし、その機、熟した今日であります。皆さん方の揺るぎなき幸福が、生涯の生活のなかに厳然と築かれないわけはない。願いは絶対に成就されるでありましょう。それを確信し、いかなる境遇にあっても、私と一緒に、声高らかに題目を唱えきっていこうではありませんか。(大拍手)
 最後に、関西の女子部員に″晴れやかな幸福よきたれ″と祈りつつ、私の挨拶とさせていただきます。(大拍手)

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