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日蓮大聖人・池田大作

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会長が”不開門”開く 第63回本部幹部会

1965.7.25 「会長講演集」第13巻

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4  どんなに公明党が発展しようが、広宣流布は、これは御仏智である。そしてまた猊下のご一念であられるのです。広宣流布の時には、不開門が開きます。その時は、どういう儀式になるか。それは私ども凡下には測り知ることはできません。国が最高に繁栄した時が広宣流布の時であり、一国のためにも、国民のためにも幸福の時です。そうした背景のもとに広宣流布の儀式が行なわれるのです。それが創価学会の究極の目的の一つです。
 その時には不開門が開く。一義には、天皇という意味もありますが、再往は時の最高の権力者であるとされています。すなわち、公明党がどんなに発展しようが、創価学会がどんなに発展しようが、時の法華講の総講頭であり、創価学会の会長がその先頭になることだけは仏法の方程式としていっておきます。(大拍手)
 後々のためにいっておかないと、狂いを生ずるからいうのです。私は謙虚な人間です。礼儀正しい人間です。同志を、先輩をたてきっていける人間です。そのため、かえってわからなくなってしまうことを心配するのです。そうなれば、こんどは皆さん方が不幸です。学会も不幸です。本山にも不祥事を起こしてしまう。その意
 味において、きょうは、いいたくないことでありますが、将来のために、私はいっておきます。
 私が御法主上人猊下様、大聖人様に、不開門を開いて、このように広宣流布いたしましたと猊下をお通し申して、一閻浮提総与の大御本尊様にご報告することが、究極の、広宣流布の暁の、その意義なのであります。それまでがんばりましょう。(大拍手)
5  あくまでも、気持ちとしては“ただいま臨終”の気持ちで信心し、広宣流布の戦いをしなくてはなりません。その意味においては、日達猊下のいらっしゃるあいだになんとか達成したい。これが私の精神であります。
 しかし、さきほども申し上げましたように、広宣流布は御仏智であります。ただ創価学会としては牧口先生の時にも「いまこそ国家諫暁すべきである」戸田先生の時も「いまこそ広宣流布すべきである」と。また私もその決心であることはとうぜんです。
 しかし、広宣流布がいつの時代になるか、それはなんとも申し上げることはできません。しかし、そのような気持ちで進むことが、私は正しいと思っているのであります。また皆さん方のお子さん、お孫さんにも、その精神だけは伝えていただきたいと思うのであります。“いつの日かは、かならず実現するのだ”と。ですけれども、その途中のご奉公のほうが、思い出がたくさんできて、いいかもしれません。(笑い、拍手)結局いまがいちばん楽しい時です。今です。今を、最高の仏道修行の時と思い、最高に福運を積める時と考えて、少しぐらいたいへんなことがあっても、死んで阿鼻叫喚地獄にはいることを思えば、なんの苦しみですか。大御本尊様をたもった人が、世界一に幸福でないわけがありません。(拍手)
 それを疑えば不信です。それを信じきっていけば、因果倶時で、そうなっていくことは決まっています。八月の幹部会の時に、また猊下をお迎えして、元気いっぱいで集まりましょう。(拍手)

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