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全魂傾け道ひらく 男子部幹部会

1965.7.15 「会長講演集」第13巻

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3  共産党の青年だって、あれだけ戦っている。しかし、かわいそうなものです。なんの功徳もない。だけれども、牢へはいろうが、どうしようががんばりきっている。邪宗教だって戦っている。あれだけ生きがいを感じて、道もわからず、迷路にはいりながら戦っている。
 ほんとうに生きがいを感ずるのは、戦っている人なのです。戦えない人は、とっても悠長そうで、のんびりそうで、しあわせそうに見えるけれども、本質的にはいちばん不幸な人です。フ抜けです。かわいそうな人なのです。
 ですから、私どもはいっしょに、私も青年会長ですから、皆さんとともに、十年、二十年、苦楽をともにしていくことは、いつもいっているとおりです。どんなことがあっても、さらに鉄の団結をもって進みたい。
 先日の新聞で「公明党、創価学会の前途は微妙」と出ておりましたが、皆さん方は心配いりません。なぜかならば、昭和四十六年度をめざして、第六の鐘として六百万世帯達成を目標に進めてきている。したがって、五百万世帯いな六百万世帯は、昭和四十六年度にできればいいのです。あわてた戦いなどしない、どっしりとした威風堂々の計画のどおりの前進です。
 それがすでに五百万世帯を突破した。りっぱなものではないですか。それを新聞社あたりは知らない。こちらは計画よりもずっと早く進んでいるのです。それを前途が微妙だ、限界だといっている。限界という説は、すでに昭和三十年、三十三年、三十五年、三十七年にも出た。しょっちゅう限界説はある(笑い)。なかなか限界にならないので、この次、この次と待っているのです。
 ことし後半にもいろいろな行事がありますが、それは一つ一つ団結してやっていってもらいたいと思います。七月、八月と体制を立て直して、八月の末に二百部隊前後の組織の拡充を男子部はいたします。それで、ふたたび着実に、落ち着いて、そしてまた、たくましく威風堂々と折伏戦を展開してまいろうではありませんか。(拍手)
 事故を起こさず、着実なる折伏戦を展開していけば、それ以外になんにも必要ありません。ぜんぶ落ち着いてつくっていけば、あとはだいじょうぶです。そのぐらいの余裕のある戦いをしていきましょう。(拍手)
4  私たちは信心一本でやっていけば、それでいいのです。私はけっして政治偏重主義ではまいりません。創価大学もつくり、あらゆる幅広い文化活動を展開してまいりますから、おのおのその分野において、もっともふさわしい道を進んでいっていただきたいと思います。
 けっして政治偏重主義になってはいけません。だからといって、政治の分野で戦う場合には断じて他の政党に負けず、公明党が第一党のになるまでは戦おうではありませんか。(拍手)
 どうか、暑いなか、からだをこわさないよう、また都議選がありますけれども、夜おそくなって、寝不足せず、生命力をたくわえていただきたい。
 仕事のほうでも盤石の勝利の基礎を築きつつ、十年、二十年先のために、総仕上げのために、自重自愛して進んでもらいたいのです。リズム正しい生活、リズム正しい信心、闘争をしていってもらいたいと思うのです。
 会うたびに“ずいぶん彼は顔色がよくなったな”“ずいぶん利口そうになったな”“なかなか目がきれいになった”また会うたびに“とても福運がついてきた感じだ”“なんとなく男ぼれする”“おれたちまでついていきたくなった”という、人間革命の一つ一つの証明を、少しずつでもけっこうですから、していってもらいたいと思うのです。それではお元気で。

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