Nichiren・Ikeda
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王仏冥合の実証を
臨時本部幹部会
1965.6.30 「会長講演集」第13巻
前後
2 公明党の議員がふえても、けっして、いばりちらしてはいけません。皆さん方の家来にしていきなさい。それが私の要望です。議員は民衆の公僕でなければなりません。
日本の希望は、王仏冥合のために戦っていく議員の前進のみが、唯一の希望です。皆さん方が議員を使っていきなさい。その直結があるゆえに、ほんとうの民主主義になるのです。 王仏冥合の縮図になるのです。
それを、いばったり、愚弄することがあれば、たいへんなあやまちです。そんなことはさせません。皆さん方が、よく監視して、足軽のごとく使っていきなさい。
それで初めて民主主義の大勝利があるのです。王仏冥合の実証ができるのであります。(拍手)
王仏冥合ということは、真実の民主主義の縮図です。民主主義の定義です。民衆から選ばれた政治家なのですから、民衆のいうことを聞かなければならない。一から百まで公僕です。大臣ということは、英語で公僕と訳します。選挙で応援してくださった皆さんのために働くのはあたりまえです。これほど明確に議員を指導しきれる政党は他にはありません。他の政党は、皆、金もうけであり派閥のためであり、当選してしまえば、民衆とは、なんら直結しない。だからぜんぶだまされてしまうのです。政治家をますます悪くしてしまう。選挙民にも責任があります。
わが創価学会だけは、公明党だけは、他党のような腐った、濁り切った行き方はしないでいこうではありませんか。(拍手)
私の指導を見失わないでいただきたい。“出たい人より出したい人を”これが今日までの学会の推薦です。
創価学会は、政治偏重主義では絶対にいけません。王仏冥合でいくのです。そうでないと、口のうまい、政治のうまい者だけが偉くなってしまう。そんなことをさせてはならない。
ですから、いっしょに団結して大聖人の令法久住のために、この大仏法を守り切っていこうではありませんか。(拍手)
さまざまな妨害もあります。創価学会を撲滅せよ、公明党をさえぎれということは明瞭な事実です。しかし、このたびの戦いで、全員当選すれば、いかなる天魔の妨害も大聖人の軍勢をさえぎることはできないという、厳然たる証明をしきれるのです。このことを私たちは忘れないでいこうではありませんか。(拍手)
こんどのいくさで、全員が勝ちいくさにはいっていくならば、これからの悪鬼魔神の働きというものは問題ではありません。
自身に満ちみちて指揮をとっていただきたい。悔いのない前進をしきっていただきたいと願うものであります。(拍手)すがすがしい気持ちで、ニコニコしてやりましょう。(拍手)
御本尊に直結した戦いに功徳がないわけがありません。功徳をうけ、宿命転換しきっていける悔いのない信心を、闘争していただきたい。皆さんのご健闘を心から期待いたしまして、私の激励とさせていただきます。(拍手)