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慈悲の政治実現 兵庫総合本部臨時幹部会

1965.6.24 「会長講演集」第13巻

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2  議員になったからといって、さも偉くなったみたいなかっこうをしたり、なんにも仕事をしなかったり、バッジだけ選んだり、栄誉栄達や名聞名利でいくような議員が、もしかあったならば、それはもはや王仏冥合の議員ではあります。民衆のための議員でもありません。創価学会推薦の議員でもありません。公明党の議員でもありません。それは獅子身中の虫であります。
 いまは、そういう人はひとりもありませんが、将来、そういうひともだんだん出るかもしれない。なぜかならば、皆さん方が議員の姿を見て“私もなってみたい、月給はうんともらえる、新聞にも出る”そういう安直な気持ちになったらたいへんです。
 学会では、政治活動などは一部分の一部分です。それを出たい出たいという気持ちになったならばいけない。“出たい人より出したい人”これが創価学会の今日までの選挙ではありませんか。(拍手)
 皆さん方は、他党の政治家もとうぜんのこと、わが公明党の政治家に対しても、きびしい監視をしていってもらいたい。国会議員はとうぜんのこと、市議会議員も、区議会議員も同じであります。
 私は、皆さん方の代表責任者として、私なりに、こんごは公明党の議員をりっぱな議員に育てるために、全魂を打ち込んで指導してまいります。
 なお年配者の方々は、どうか考えていただきたい。いま公明党の候補を応援しておりますが、その地盤をもとにして、こんどは皆さん方のお子さんが、いつの日か立ち上がって、また王仏冥合の戦いに戦うヒノキ舞台なのだ、これをつくっているのだと思って、がんばっていただきたい。また奥さまの方もその気持ちで、わが子の成長をどうか楽しみに、育て切っていただきたい。
 青年部諸君に申し上げたいことは、いま何人かの公明党の議員がいる。私からみれば、体内の爾前経であります。露払いであります。青年部各位が、これから、その石段を乗り越えて、大きく世界の大政治家として羽ばたいていく、その石段を先輩は築いてくれているのだ、同じく自分もその石段を築いているのだ、その上に最後は自分たちが乗り上がって、そして王仏冥合の総仕上げをするのだという心意気で戦っていただきたいと思います。(拍手)
 どうか、からだを大事にして、このままのペースをくずさないで、朝な夕な、必勝を御本尊様に、きちっと願い切ってあげてください。当選の日まで、当選の栄冠のその瞬間まで、御本尊様に願い切ってください。(拍手)元気で戦ってください。

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