Nichiren・Ikeda
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伝持の先駆者に
12月度教授会
1964.12.29 「会長講演集」第12巻
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3 それで、いままでもキリスト教、共産思想、そのほかカントにしても、ヘーゲルにしても、アリストテレスにしても、プラトンにしても、ソクラテスにしても、儒教にしても、マホメット教にしても、世界的なたくさんの思想、哲学、宗教が流布されてきました。だが、伝持の人がいない。命をかけて、この哲学ほど、この宗教ほど偉大なものはないと断言できる人がいない。これは、とうぜんなことです。その根底となる思想に矛盾がある。また、いまでは時代相違です。
創価学会も大を成してきたし、思想界の王者である。だが、それを観念的に勉強し、ただ口でいっているだけだったら、その道理としては、いままでの思想、宗教、哲学と同じ轍を踏んでしまう。大事なことは実践です。信心は実行です。実践です。広宣流布の暁まで、王仏冥合の達成まで、いな、それ以上に信心と実践を貫き通した時に、この大聖人の大生命哲学は死なないですむのです。生かしきっていけるのです。(拍手)
その伝持の人の先駆者という自覚をもって、私どもは、また来年一年も大きく深く進んでまいりたいと思います。ご健闘をお祈りいたします。(拍手)