Nichiren・Ikeda
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幸せは自分で作る
第12回女子部総会
1964.11.29 「会長講演集」第12巻
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5 私からみれば、いちばんしあわせなのは皆さん方です。私は、その点ではほんとうに運の悪い男です。(笑い)どんなにほめられようが、眼中におくわけにはいかない。どんなにけなされようが、一歩もさがるわけにもいかない。ただ、全学会員が、少し世帯が多すぎるものですから。五百人や千人ならなんでもないけれども、五百万世帯といったらたいへんです。人口にしたら東京都の人口です。それで警察があるわけではないし、税務署があるわけではないし、根性曲がりが多いでしょう。また権力があるわけではないのだし、若い未熟な私が責任をもって指揮をとらなければならない。なんと私はふしあわせなのだろう、運が悪いのだろう。(笑い)
こういつも考える場合があります。
一度は嘆く。だが一度は喜ぶ。それはこんな糞のような身であってもおおぜいの人を指揮できる、なんとかしあわせになっていかなければならないという、責任ある立ち場に立ったことは尊い人生なのです。だれがほめなくても、日蓮大聖人様がほめてくださる。三世十方の仏菩薩が照覧してくださるとの自覚に立った場合には、これ以上栄光なる人生はないと確信しております。(拍手)なんのへだたりもなく、信心根本に、大聖人様のおおせどおりに、日蓮大聖人様が師匠であり、親であり、主人であります。仲良く、楽しく、あせらず、来年もまたがんばってまいりましょう。(大拍手)