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日蓮大聖人・池田大作

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将の将たる自覚持ち 幹部任命式・学会本部

1964.9.27 「会長講演集」第12巻

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5  それはそれとして、ひじょうに創価学会のことを、虚心坦懐に模範したことはけっこうなことです。ただし、その本質を知らなくてはならない。創価学会のような団結、規律、そして忠誠心があれば、民社党は政権がとれるというならば、では、その本家本元の創価学会が王仏冥合を達成できないわけは断じてない、という証拠にはなりませんか。(拍手)
 まねても政権はとれる。それ自体の団体が、政権をとるという表現を私はさしひかえておりますけれども、王仏冥合の実現ができないわけはないという大前提であり、大瑞相である。このように物事に見ていかなくてはならないのです。(拍手)
 また余談になりますが、かわいそうなことに、いま行くえ不明になっておりますが、辻政信という参議院議員がおります。その親類のある大きい会社の社長さんが、先日本部にみえて述懐しておりました。それは、辻政信さんが参院選に立つときに日本じゅう演説した。かってきままに、なんでもいう立ち場ですから、あっちに行ってはこういい、こっちら行って演説し、それて票をかっさらっていった。民社党の会合のところでも、社会党の会合のところでも、自民党の会合のところでも、どこへ行っても、かならず、何人かは振り返って票はとれた。かならず縁に紛動されて、精神的に、みんなひっかかっていた。
 だけれども、九州かどこかで創価学会の大きい会合があって、そのわきのほうでマイクを使って票をとろうと思って演説をした。だれひとり振り返ってくれなかったと。これにはつくづく情けなくなったと選挙が終わって、そういうことをいっていたそうであります。(笑い)
 それほど創価学会の団結、創価学会の異体同心のつながりは強いということはなにを意味するか。それは絶対に御本尊様に力があるということです。口は重宝なもので、評論家でもなんでも、いくらだってうまいことはいいます。いくら信心をしている世界だからといって、何人かの人は縁に紛動されて口のうまい人にひっかかるのもとうぜんです。だが、そういうことをなくしたということは、御本尊様に絶対の力がある、罰、利益が厳然としてあるという証拠です。(拍手)
6  人々の口なんていうものは重宝なもので、信用できない。ただ御本尊様の力、日蓮大聖人様の師子吼だけは、絶対に間違いないという証拠なのです。そこを知らなければ、いくら学会をつぶそうとして、うまいことをいって攪乱しようと思ってもむだである。大事なことは信心であります。
 これからますます多角戦になってまいります。応用作戦も始まります。現に創価学会が日本第一であるということは間違いない。世界的であるということは間違いない。しかし、事実の上で、皆さん方が、もっと身近に、もっと深く感ずる時代はこれからであります。
 どんな偉くなっても、どんな時代にはいっても、信心だけは強盛に、失わないで、日蓮大聖人様の御金言だけは踏みはずさないで、最後の最後まで、よく大聖人の仏弟子として信心をまっとうした、創価学会の大幹部として一生をまっとうしたと、三世十方の諸仏からいわれるような戦いをしていっていただきたい。そのことを最後にお願い申し上げまして、私の話とさせていただきます。ご健闘をお祈りいたします。(大拍手)

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