Nichiren・Ikeda
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力強く「本門の人生」を
水戸会館入仏式
1964.9.3 「会長講演集」第11巻
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3 すなわち、かのチャーチルにしても、第一次世界大戦のときには捕りょで苦難の道を歩んでおります。ドゴールも第二次世界大戦のときには、やはり亡命して苦難の道を歩んでおります。等等、数えあげれば、いま名声を博し、世界的人材にないっている人は、ぜんぶといっていいくらい苦難の道を歩んできております。
だが、それらはみな妙法をたもっていない人生、迹門の姿です。いま、私どもは本門の人生を歩んでおります。三世十万の仏菩薩に守られ、ほんとうに日々が楽しく、幸福に満ちみちております。充実しきった人生であります。それは御本尊のお力です。
また、学会内をみても、いままで最高幹部として、堂々と戦いきった人は微動だもしない、りっぱな信心、そして生活、人生を歩んでおります。信心が弱い、またあせっている人は、どうしても途中で挫折しております。皆さん方は関東の中枢の幹部として、これから何十万、何百万の人が鏡として、大きい模範として見守っている人々であります。
先輩は、今日の強い強い信心と、不撓不屈の前進をした源泉としては、ぜんぶといっていいくらい百万遍、二百万遍、三百万遍の題目をあげきっている。その人が、現在の王仏冥合の先駆をきっている闘士であります。
どうか幹部になったからといって、信心をおろそかにしないで、題目をあげてあげて、あげぬいて、ゆうゆと指揮をとっていける指導者、堂々と指導しきっていける社会の指導者となるために、題目をあげきっていただきたいことを念願し、私の祝辞といたします。たいへんにおめでとうございました。