Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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九州の地に春を 鹿児島会館入仏式

1963.11.23 「会長講演集」第10巻

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4  残念なことに、幹部のなかに、先日ふたり、三人、学会精神に反して幹部を解任され、ある幹部は除名になった人がおります。学会精神に反していばったり、同志から金を集めたりする幹部がおります。まったく、いばりくさっていて、それは残念なことであります。
 だが、その幹部も解任され除名になって、初めて目がさめた現状でありますが、そういうことのないように、自分自身の幸福のために、そしてまた不幸な人のため、同志のために、幹部みずからが、あくまでも前進していく、成長していく、実践していく、そういう自覚をもって、大衆から「あの人はりっぱな指導者である。さすがである。模範である」と信頼される指導者に、おたがいに育っていこうではありませんか。(拍手)
 最後に、ただいま原島先生からも話がありましたごとく、衆議院選もきのうで大勢がぜんぶ決定されました。だいたい民社党、共産党はすこし伸びたとはいっても、自民党、社会党は現状維持です。日本の政治図には、なんら新しいいぶきはございません。
 どうしても、大衆の心は、時代の要求は、その行き詰まった政治、社会に対し、それを打ち破っていくなんらかの力を欲しております。その力、その流れ、その源泉はとうぜん創価学会であり、公明会であるということは断言してはばからないものであります。(拍手)
 この薩摩より、明治維新のときには何人、何十人、または何百人といっていいくらいの有名人が、指導者が輩出されました。現在では、そういう人はほとんどおりません。そういうとおこられるかもしれませんけれども、願わくは、大御本尊様を受持した地涌の菩薩が、また明治維新よりも何倍、何十倍もの偉人が、有名人が一流人が、そしてまた大指導者が、この地より、このなかより出ていただきたいことを、心からお祈り申し上げまして、私の激励のことばといたします。(拍手)

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